このあいだ、ローカルの子に教えてもらった言葉、Secondhand embarrassment
どんな意味か想像できますか?
ちょっと日本語ではあまり聞きなれない言葉。
今回はこちらについてつぶやいていきます。
“Secondhand embarrassment”って一体どんな意味?
意味から見ていくと
・Secondhandは「中古・使い古した・譲り受けた」
・Embarrassmentは「恥・恥ずかしさ」
とかそんな感じの意味。
先に結論から言うと、この”Secondhand embarrassment”の意味は
「共感性羞恥心」
と言うことなんです。
日本語でも馴染みのないこの言葉、知っていますか?
このままだとこの言葉の意味があまり想像できないので、実際にあったシチュエーションと一緒にみていこうと思います。
遭遇したシチュエーションは?
実際に私がこの言葉に遭遇した経験談は・・・。
わたしはマッサージとは別にホスピタリティの仕事もしていて、その仕事中に遭遇したんですが。
ある日仕事場の外に、ギターを持ったパフォーマーの人が来て歌い出しました。
で、まぁその人の歌がとても・・・ひどい。
仕事場全員で彼の歌声を聞いても、正直あまりお上手ではない、のがみんなの感想。
でも彼は自信満々に気持ちよさそうに歌っていました笑
そしたら、同僚のローカルの子が
“Ohhh secondhand embarrassment…”って言ったんです。
私は思わず、「え、どう意味?」と聞き直すと、彼女はこう説明してくれました。
彼は自分が恥ずかしいと思っていない状態で、彼の行動によって周りが恥ずかしく思うことを”secondhand embarrassment”といいよく使われるとのこと。
「譲り受けた恥」、という解釈で納得!!
その説明にすごくあぁぁぁって腑に落ちました。
シチュエーションがリンクしていると言葉は覚えやすいです。(経験談)
ちなみにWikiではこういっています。
the feeling of embarrassment from observing the embarrassing actions of another person
https://en.wikipedia.org/wiki/Vicarious_embarrassment
他の人の言動を見て恥を感じること。
語呂の良さとか、使い方とか、結構興味深く思いました。
SecondhandのかわりにVicarious(意味:他人のことを自分のことのように感じること)とも使うよう。
日本語の近い言葉はあるのか?
「日本語ではそんな言葉はある?」ってその同僚の子に聞かれ、しばらく考えていました。
そういえば。
聞いていたポッドキャスト「Ossan. fm」でくりすさんが話していた、「共感性羞恥心」という言葉を思い出しました。
栗栖さんは、映画で登場人物が恥ずかしい思いをしたりするときに、自分も恥ずかしい気持ちになり見ていられなくなる、と言うことを話していました。
辞書を引いてみると、
他人が恥をかいていたり、怒られてたりしている様子を見て、自分も恥ずかしくなったり辛い思いをしたりすること
https://www.weblio.jp/content/《共感性羞恥心》の正しい読み方
らしい。
まさにこれだ!
学校の授業や辞書の中では遭遇しないこんな英語。ここでまた英語のおもしろさを発見しました。
みなさんはそんな言葉に遭遇したことはありませんか?
ほかにもそんな言葉に出逢ったら、またつぶやいていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。