【海外移住】オーストラリア・パースの現実|移住のデメリット編|リアル体験談

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オーストラリア・パースは、美しい海と青い空が広がる街。
以前はパースってこんな良いところだよーこんなに素敵だよー!っていうことをお伝えしました。

でも、移住となると「いいことばかり」ではありません。現実は正直つらいことばかり・・・の時もあります。今回は、実際に感じたパース移住のデメリットについて正直にお伝えします。

正直、なんにもない

パースは自然は豊かですが、都会的な刺激を求める人には物足りないかもしれません。大都市のような大きなショッピングモール、流行のスポット、エンタメ施設は限られています。


そのかわりパースは自然はとっっっっっても豊か。
でも、正直言って「それ以外は何にもない」と感じる瞬間が結構あります。

都会的な刺激とか、深夜までやってるお店とか、最新トレンドがぎゅっと詰まったエリアみたいなものは、あんまり期待できません。

たとえば夜。シティでも夕方5時を過ぎたらほとんどのお店がシャッターを下ろしてるし、日曜日なんかはショッピングモールまで閉まることも。最初のころは「え、もう閉まるの?今日どこも行くとこないじゃん!」って何回も思いました。東京から来たばかりの時はこのギャップになかなか驚きました。

カフェとビーチと自然があれば満足できる人には最高の街。でも、「エンタメ命!」なタイプの人だと、正直ちょっと退屈するかもです。

住んでいる人の中でよく言われるのが、
「パースに住みつく人は長く居座るけど、合わない人はすぐに出ていく」

現実に、ワーホリ時代に出会った子で合わない人はすぐに他の州に移動していきました。しかし、いまだにその時代からずーっと住んでいる人はいます。
合う合わないは本当に人それぞれ

日本と比べると治安は良くない

オーストラリア全体では比較的安全な国ですが、日本と比べると夜の一人歩きや盗難には注意が必要。
特にパース中心部やナイトライフエリア(Northbridgeなど)では、トラブルに巻き込まれるリスクもゼロではありません。

パースも基本はのんびりしていますが、夜のシティ周辺(特に駅前とかナイトクラブ周辺)は、酔っ払いやホームレスの人が多くなって、ちょっと怖いと感じることもあります。


夜道を一人で歩くのは避けたほうがいいのはもちろん、イヤホンをしながら歩くのもなかなか危険

車の中に荷物を置きっぱなしにしておくと、窓を開けられて盗られることも日常的にあるので注意が必要。
とくにガソリンスタンドでの給油時や路上駐車時など。ちゃんと鍵が閉まっているアパートの駐車場でも車上荒らしはよくあるので、車の中には何も置いておかないほうがいいでしょう。
わたしも車を開けられて、ダッシュボードに置いておいた予備用のカーランプを取られたことがあります。幸い窓は壊されなかったので修理などは入りませんでした。しかし、友達は車の窓を破られてハンドバッグを取られてしまったこともあります。

あと、家に住んでても「絶対鍵は閉める」が基本。
昼間でも窓を開けっぱなしにして外出したらアウトっていうくらい、防犯意識は常に持ってないといけません。正直家の中にいても、わたしは鍵をかけています。

日本みたいに「携帯置きっぱなしでも誰も取らない」みたいな感覚でいると、ちょっと危ないです。

誰にも頼らず、自立しなければいけない

頼れる家族も友達もいない中、自分で仕事を探し、生活を作っていく必要があります。
何か困ったとき、すぐに助けてくれる人がいない孤独感も覚悟が必要です。

移住して一番感じたのは、「結局、自分で何とかするしかない」ってこと。
日本みたいに家族や長年の友達がすぐそばにいるわけじゃないので、仕事探し、家探し、困ったときのトラブル対応まで、ぜんぶ自力です。

病気になったときとか、家のトラブルが起きたときとか、「こんなとき日本ならすぐ親や友達に電話してたなー」って思う瞬間、けっこうあります。

でも逆に、自立心はめちゃくちゃ鍛えられます。良くも悪くもサバイバル感。
パースで生活していると意外と自分でできないことはないんだなという感覚になります。

位置的に孤立している

パースはオーストラリアの中でも西の「はじっこ」
シドニーやメルボルンへ行くにも飛行機で数時間。アジアにもヨーロッパにも「すぐに行ける」距離ではありません。ちょっとした旅行や里帰りも大きなイベントになります。


「パースにいると、世界から取り残されてる感」みたいなのを、ふと感じることがあります。
特に、ニュースとか流行りとかをリアルタイムで追ってる人は、ちょっと寂しく感じるかも。

だから、宅配荷物が届くのにとっても時間がかかる。国内便でも1週間であればかなり早いほう!
国際便も一度東側を通過してから西側に届くルートが一般的なので、なかなか時間がかかります。

全てがすごく適当

良くも悪くも「オーストラリアらしい」適当さ
仕事でもサービスでも、日本のきめ細かい対応に慣れていると、ストレスを感じることも多いです。
時間にルーズだったり、約束があいまいだったり、最初は驚くかもしれません。

サービスは基本すごくフレンドリーで優しいんです。でも、仕事とかサービスに関しては、とにかく適当!

たとえば、修理の人に「午前中に行くよ」って言われて、待ってたのに来たのが夕方だったり、そもそも来なかったり。カフェのオーダーも、頼んだものと違うものが出てくるなんてもう驚きません。

こんなもんかー程度で、笑って流すくらいじゃないと、いちいちイライラしていたら自分の気が持ちません笑
時間にも約束にもルーズ。でも、逆にこっちもゆるく生きられるようになってきます。

英語の壁

当然ながら、生活も仕事もぜーんぶ英語
オージーイングリッシュ(オーストラリア独特の英語)はクセが強く、早口でスラングもかなり多いのでリスニングにも苦戦するかもしれません。

「他の国では英語が話せるつもりだったけど、全然通じない!」という場面も、しばしば。
たとえば「Good day」って言われても最初は何言ってるか分からないし、スーパーで店員さんに何か聞かれても、何度も「Sorry?」って聞き返しちゃう。物をとにかく略すので何を言っているかわからない。

あと、電話対応とか書類関係とか、細かいニュアンスが必要な場面だと、英語力がさらに試されます。
英語に自信がないと、普通の生活にちょっとしたプレッシャーになることも。

ビザの壁

なんといってもこれ!

年々、条件も厳しく、手続きも複雑になってきている…「働きたい」「永住したい」と思っても、ビザのハードルに何度もぶつかります。
種類も条件もルールもコロコロ変わります。「ビザ取れるかどうか」で人生設計が大きく左右されるから、常に不安と隣り合わせ。

がんばって仕事しても、「このままだと滞在できないかも」っていう不安が常に頭にあるので、メンタル的にもかなりきます。

孤独とのストレス

一番しんどいのは、やっぱりこれかもしれません。

日本にいると当たり前だった「家族や友達との時間」が、パースでは簡単には持てません。
言葉の壁、文化の違い、自分の居場所を見つけるまでに、孤独と戦う時間も覚悟が必要です。

家族や昔からの友達が近くにいない。言葉も文化も違う。
ふとしたときに「自分って今、すっごい孤独だな」って感じることがあります。

特に、慣れない最初のころは、なんでもない日常でめちゃくちゃホームシックになるかもしません。SNSで日本の友達が集まってる投稿を見たときとか、誕生日に一人で過ごしたりとか。

でもそのぶん、新しい友達ができたときや、自分の居場所を見つけたときの喜びは本当に大きいです。


ここまでいろいろ正直に書いてきましたが、
それでも私は「パースに来てよかった」って思っています。

不便なことも、ストレスも、孤独もあるけど、それ以上に、広い空ときれいな海と自分らしくいられる自由な空気に救われました。

完璧な場所なんてどこにもないけど、パースの「ゆるさ」と「優しさ」は、時間をかけてじわじわ好きになっていく感じです。

これからパースに来ようとしている人も、ちょっと不安に感じている人も、
無理せず、自分のペースで、新しい生活を楽しんでいってほしいなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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