オーストラリアでよく聞く、「OP shop」
知ってはいるけど、なかなか入りにくい、まだ行ったことがないという方も多いのではないでしょうか?
実は宝物の宝庫!
「行かない理由」がないOP shopについてみていきます。
「OP shop」とは
Opportunity Shop(オポチュニティショップ)が正式な名前。
略して、「OP shop(オプショップ)」と呼ばれています。
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/F7F40F6D-FACF-47A7-BF2B-CEEA4B5A5623_1_201_a-636x1024.jpeg)
これは、寄付された物や洋服を販売しているリサイクルショップのこと。中古品屋さんというとしっくりくる気がします。
日本の場合は、お店側が渡し手から買い取っているのですが、オーストラリアの場合は寄付なのでその点が少し違いますね。
Op shopを運営している企業や団体は、Disability支援や高齢者支援、地域支援を中心におこなっていることが多いです。
アメリカやカナダでは「Thirfty shop」 と呼ばれています。よくYoutubeでThrifty Haul(買ったもの紹介)のビデオをよく見かけますね。
正直なところ、中古品って誰が使ったものかわからないものなので初めはあまり好意的ではありませんでした。掘り出し物達人が私の周りにいて、彼女たちが買ったものや、コツ?!を聞いてみるとなかなかおもしろそう!笑 実際に行ってみたところ、見事にハマってしまった私がここにいます笑
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/CCD34E73-421A-4FEF-9010-10F772D88C35_1_105_c-576x1024.jpeg)
allyのキャミソール。
\Op shopにて4ドルにて購入/
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/1471B4F4-B6FC-48F3-95C0-E166AD0FA71D_1_105_c-576x1024.jpeg)
ZARAのワンピース。
\Op shopにて7.5ドルにて購入/
Op shopをオススメする理由
OP shopを利用するようになって思う「OP shopのいいところ」
先ほども触れましたが、やはり中古品に抵抗があった私。でも利用していくうちに、中古品をもう一度使う「理由」が見えてきました。
今までと違う新しいジャンルに挑戦できる
Op Shopは、サイズやアイテムごとに分けられて展示されています。
洋服に関しては、カテゴリーとサイズで分けられていること多く、いろんなテイストのものが同じ場所においてあります。
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/BC8DF15B-9255-41BF-87B0-82C6999B1F9C-1024x576.jpeg)
いままで試してみたかったけど、値段を気にして手を出せなかった、買いたかったけど自分に似合うかわからず手が出せなかった様なドレスなどに出会うチャンスです。
値段も手頃なので、気軽に新しいテイストを試すことができます。実際にわたしも通常のお店では買わなかった様な洋服にも出会うことができて、ワードローブに新しい風が吹き込みました。
中古品を買うことで「もの」を大切にしようという気持ちが強くなる
「Pre-Loved」
最近オーストラリアでは中古品を「Used」ではなく、「Pre-Loved」と呼ぶことが増えてきています。
以前この記事でも少し触れましたが、「以前愛されていた”モノたち”に次の人生を与える」というニュアンスで使われることが多いです。
まだ使える・着れるものだったら、自分ではない誰かに使ってもらえた方がモノも嬉しいはず。これはリサイクルにもなります。
Op Shopには、実際にたくさんの「モノ」が溢れています。これだけのものが消費されているって普段の生活では想像つかないですよね。
もう一度自分の家に向かい入れることで、身の回りにあるものを「大切にしよう」という気持ちが芽生えるきっかけにもなりました。
ドネーションができる
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/3FC81800-CC5D-4AF7-BE4B-2938BDE6C632_1_201_a-576x1024.jpeg)
Op shopは寄付から成り立っています。いらなくなったもの、着れなくなった洋服、使わなくなったものは寄付ができます。(「ドネーション」といいます)ドネーションできる場所や店舗も限られているので事前にチェックが必要です。
店舗によっては店先に大きなビンやカートが置いてあり、そこに持っていくこともできます。
自分好みにアレンジができる
例えば、Op Shopで見つけた可愛い洋服が少し大きかったり、一部だけ気に入らなかったり・・・そんなことがあったとします。そしたら自分でお直しちゃえばいいんです!笑
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/B7923FD9-3B2F-43A9-8098-495E1B8F0EDC_1_201_a-1024x957.jpeg)
Op shopで買ったワンピースのスリットが両側2つにあったのが気に入らず、一つを縫い合わせてみたり。
肩のスリットが少し長かったら、詰めて縫い合わせちゃったり。
新品の洋服は、なかなかアレンジするのには勇気が入りますよね。
中古の洋服だったら、自分の好きな様にアレンジしやすいし、気持ち的にも負担が少ないです笑
\わたしの大好きなYouTuberのMia Maple/
彼女は洋服・レシピ・オンラインショッピングのレビューなどを中心に取り上げているのですが、視点が面白くかつ、一般的でいつも笑ってしまいます。お母さん(通称:Mama Maple)も出てくるのですが、ママもとてもチャーミングで大好きです。
Miaは、Thrifry shopで買った中古の材料に手を加えて24時間で洋服を作る、というビデオを作りました。買った洋服のレビュー動画はいろんなところにありますが、あえてThrifry shopにあるものからにしようと考えた彼女。「もの」へ対する思いは、すごく共感できることでもあり尊敬しました。24時間裁縫し続けるという笑 そしてママが途中から隣に来て応援しているのを見ると微笑ましくあります。(そしておもしろい)是非見てほしい!
西オーストラリア WA の「Op shop」
Op shopの種類は州や地域によって店舗が違うようなので、わたしが住んでいるWAにあるOp Shopを見ていきます。
今回いったのはパースの南にある町、Willetton(ウィレトン)というところにあるOp Shopたち。
このエリアはOp Shopが並んでいるので、お店同士の比較がしやすく一度にショッピングができます。
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/Screen-Shot-2024-10-06-at-8.17.13-am-1024x586.jpg)
Salvo Store(Salvation Army)
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/85FDE964-2464-42B6-97D3-8CBBE739E11A_1_201_a-1024x625.jpeg)
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/E0C76221-47EF-4887-A677-3A1657FE57FB_1_201_a-1024x606.jpeg)
店舗数が多く、いろいろなところにお店があるので知っている人も多いのが、Salvos (Salvation Army)。
赤い看板が目印ですね。
実はなんとOnline Shopも展開しているSalvos。Op shopにしてはめずらしいですね!
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/Screen-Shot-2024-10-07-at-8.19.49-am-1024x489.png)
Salvosでは、プライスタグに色がついています。(写真参照↓)
隔週に決められたタグの色の商品が50%オフになるので、
詳しくは店内のポスターを見てみてね!
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/EDC44959-07FE-45E4-A1AE-7E58E8586B97-edited-scaled.jpeg)
50%オフは、かなりお得!!
そのほかにも、決められたコーナーの中は2ドル、学生割引などたくさんディスカウントがあります。
普通の値段でもかなり安いのにさらにお得になると嬉しいですね。
Vinnies (St Vincent de Paul Society)
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/761AA6A8-1385-49FB-92B8-98FA9FFDBF97_1_201_a-833x1024.jpeg)
青い看板が目印のVinnies。
個人的に他のOpshop より好き。理由はわからないですが、Vinniesに行くと目を引くものに出会う確率が多い印象です笑
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/IMG_0048-576x1024.jpg)
VinniesはGiving Card というものがあって、10ドル以上の購入もしくは1バッグ以上の寄付でスタンプが一つもらえます。
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/IMG_1953.jpg)
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/IMG_1954.jpg)
店頭で名前とメールアドレスを記入するだけなので、簡単に登録できました。
Vinniesは他のOp Shopにくらべるとこじんまりしていますが、男性ものやこども用洋服も多くあつかっている印象です。
Good Sammy
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/D7F86B77-61D9-439C-BCF9-F39C7B78AA62-1024x576.jpeg)
黄色い看板が目印のGood Sammy。
調べるとどうやらWAだけのよう!他のOp shopは大体のところが日曜日が定休日。Good Sammy は店舗にもよりますが、営業している店舗も多くあります。
Good Sammyもディスカウントを多くしていて、「ドレスデー」「パンツデー」などアイテムによってディスカウントしている店舗もありました。
パース近郊は北部南部問わず、店舗がバラけているので比較的にアクセスしやすいのが良いですね!
ParaQuads Industries Op Shop
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/7F1A09F1-43CC-4E99-82ED-E60E004005C9_1_201_a-scaled-e1728118439817-1024x823.jpeg)
Willetton、Stirling、Shenton Park、JandakotにあるParaQuad Industries。
高齢者やディサビリティー支援をしているAlineaが運営しているお店です。実際にOp Shopだけでなく施設に行ったことがあるわたし。そのときはこの団体がおこなっている活動を知らずに施設訪問をしたのですが、最近このOp shopと同じ団体だということに気がつき驚きました。
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/1EDE4401-46C4-489D-8CA7-518BA0E29DD1_1_201_a-587x1024.jpeg)
WillettonにあるOp shopではお店がかなり大きく、洋服はカテゴリー+サイズごとに分かれていてとてもみやすかったです。私が行った日はYello Tagが半額になっていました。
個人的にこのOp shopはバラエティが多い印象でした。洋服だけでなく、本や雑貨、家具なども置いてありいろんな人がショッピングを楽しんでいました。
Save the Children
![](https://tobylife.com/wp-content/uploads/2024/10/CE5C30E0-B097-45C9-B547-E31C04477A20_1_201_a-1024x817.jpeg)
WAだけでなくオーストラリア全土にあるSave the ChildrenのOp shop。
わたしは中には入ったことがないのですが、比較的店内が狭い様子・・・?次回行ってみたいと思います。
Op shopでは珍しくギフトカードの販売もしているのもこのショップの特徴です。
Op Shopで購入するときの注意点とコツ
・電化製品を買うときは、運転確認
・洋服はサイズを確認
・試着をオススメ
・カバンはバックルや持ち手がとれやすくなっていないか
中古品であることを念頭に。
電化製品を買う際は必ずちゃんと動くかどうか、確認が必要です。
洋服に関してはサイズはもちろん、破けや破損がないか確認すること。
カバンは持ち手が取れやすくなっていたり、内部のチャックが壊れていたりすることもあるのでちゃんとみるのがいいですね。
Op shopは同じ系列でも地域によって違いが出るからおもしろいです。
すこし裕福なエリアに行けば置いてあるものも違うかも?!
\オススメは時間と心に余裕があるときに行くこと!/
Op shopは、ものを選ぶのに時間がかかる場合が多いです。
見始めたら時間を忘れて夢中になってしまうことが多いので、「心と時間」に余裕があるときに行くのがおすすめです。
最近ではとくに、環境への配慮や意識が変わってきている時代になってきている今日この頃。このような地域に寄り添ったサイクルを利用して「購入」という意識が(私を含め)変わっていくのは良いことだと改めて思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!