今年もやってきたこの時期、タックスリターン。
いつもギリギリにやるのが恒例なのですが。今年のわたしは少し複雑で、ちゃんとできるのが心配でしたがなんとか終わりました!
今回の記事は
のような方へ参考になれば嬉しいです。
もちろんTFNだけの方でも基本は同じで、ABNの申請が追加されるだけなので基本は同じのよう。ご参考までに。
ABNでも自分のビジネスの仕方によって申請の仕方が変わってきますね。
今回は、わたしのようなセラピストはsole trader(ソロトレーダー)と言われるビジネスで申請していきます。
実はなかなかABNとTFNの保持者でタックスリターンが書いてある記事って、日本語でも英語でもなかなかなくて不安だったんですよね笑
初期の設定などは飛ばしますので悪しからず。
”はじまる前に”とStep 1・Step 2
準備しておこう
ソロトレーダーで働いている場合、自分でどのくらい稼いでいるのか、何時間働いているのか、エクセルや表などでログをつけておくことをおすすめします。
後ほど出てきますが、年間の合計金額を入力する場面がでてきます。また、業務必要だった出費なども合計しておくと便利です。
そのためタックスリターンの作業が始まる前に、すぐに入力できるように準備しておくといいですよ!
Lodgeという単語
ちなみにタックスリターンをしていくとLodgeという言葉がよく出てきますが、意味は
と言う意味。普段はあまり使わない単語なので、タックスリターンの時はなかなか英語にも苦しまされます…。
Step 1と Step 2
My gov のページにいくと タックスリターンをしてくださいねーという通知があり、となりにPrepareのボタンが出てくるので、それをポチッとしてタックスリターンを始めます。
今まで登録していた自分の情報が合ってるかを確認して、Step 1 Contact Detailと Step 2 Financial Institution Detail は終了。
問題はここから。
Step 3、4の設定が少し違ってきます。
Step 3 Personalise return
ここでは自分がどんなビジネスをしているのかを入力していきます。
初めの2問は基本的な質問。
それぞれ自分にあった回答を答えていきます。
さらに進んでいきます。
ここまでも自分に該当するところにチェックを入れて質問に答えていきます。
さて次の質問。ABNの場合でsoletraderの人はここを読んでいきましょう。
音消したマークは無視してください笑
わたしはsole-traderなので、この欄にチェックを入れます。
そして次の質問がややこしい。
Personal services というのはこのページに詳細がありますが、

要するに個人でコントラクターをして働いたりする人。

ここに詳しいビデオがあるので該当しそうな人は見てみてね。
ちなみに私の場合はpersonal servicesではないので、チェックを入れずに進みました。
この後の質問にも答えていって、回答が終わったら次のページへ!
Step 4 Prepare return
ここの欄では具体的にどのくらい稼いだか、タックスがどのくらいなのかを算出していきます。
Income statements and payment summaries
初めの欄にOccupation where you earned most income とあるので、一番収入がある自分の職業を記入します。
さて、TFNで収入があるの場合、このページを開くとすでに自分が働いた会社と収入が記載してあると思います。これは、雇用主からATOに申告されている情報なので何もしない、というかできないですが、しなくて大丈夫です。
この金額が自分が1年間で稼いだお金とタックスとなります。
その後に銀行からのinterestがあって、
さて、ABNの方はここから少し入力する作業があります。
Business/sole trader, partnership and trust income (including loss details)
Add/Editを押して、この欄に自分がABNで稼いだ金額を入力していきます。
前のと同じ質問ですね。わたしはNoにして進みました。
ここですこし時間を取られたのですが・・・。
私の場合はマッサージセラピストなので、”massage”とか”therapist”とか入力しても出てこない。

このツールを使って調べて、コードを入力しても出てこないんです。
あれー。
と思って、よくよく考えてみたのですが。要はABNを登録したときの職業を聞いているわけなので!
ABNを登録したときの登録内容をもう一度見てみると違う名前で登録していたことを発見!
その職業を入力するとちゃんと出てきました。(やれやれ
ビジネスの数ですね。私は一つなので1と入力。
進みます。
今のビジネスの状況は? という内容。
ABNは、国に自分はビジネスをやっているからこの番号を持っていると言っているものなので、基本的に使っていなくてもタックスリターンの申告はしないといけないようです。
今も使用中の場合は3.Continuing businessにチェック。
Main business name
ABN number
Main Business address
使っているビジネスの名前を入力します。
マッサージは特に該当ないのでNo。
Saveをして保存をします。
Pre-filled onto only data
ここは、既に入力されているかもしれません。その場合はあっているか確認して次に進みます。
ここはpersonal servicesの収入なのでスキップします。
ここで自分の業界の場所に収入支出を入力していきます。
Net primary production というのは第一次産業、第二次産業、第三次産業などのこと。小学生の時に社会の授業でやりましたね!(遠い日の記憶・・・
・plant or animal cultivation (or both)
・fishing or pearling (or both)
・tree farming or felling (or both)
と書いてあります。(参考:ATO サイト)

わたしはNet non-primary productionなので、この欄に記入をしていきます。
欄を選択すると、金額を記入する場所がたくさん出てくるので、これを一つずつ見ていきます。
マッサージは特に関係ないのでスキップ。
ここにあらかじめ計算しておいた、1年間で得た収入の金額を入力していきます。
ある方は該当するところに記入をしていきます。
ABNのビジネスで必要になった費用はここに合計金額を入力します。
ある方は該当するところに記入をしていきます。
そしてずっと下に見ていくと、Net Total non-primary production income or loss from business this year といって、収入から支出が引かれた金額、要は税の対象になる金額がここに出てきます。
ここから3つの質問は、入力必須になります。
投資やレンタルプロパティがある人はここに入力。ない人は0と入力。
そして、最後の
の欄に収入を入力していきます。
Saveをして保存をします。
この後にOffset(オフセット)の入力がありますが、とりあえずABNの入力は終了です。
さて、次の項目はDeductionsです。
先ほどはABNの分のexpenses(ビジネスで必要になった支出)を入力しました。ここではTFNの仕事で必要となった費用があれば、入力します。
ない場合は、スキップです。
Offsets
私のようにソロトレーダーをしていたりスモールビジネスを運営している人にはタックスのクレジットがあります。なので、忘れずに入力しましょう!

自分のオフセットがどのくらいになるのかはここで確認できます。
ここで算出した合計金額を入力します。
この二つもある場合は入力します。
子どもの数を入力します。
Medicare levy reduction
私は学生なのでもちろんメディケアはありませんし、プライベートヘルスインシュランスも持っていません。(・・・欲しいけど)なので税の免除の手続きが必要です。
levyとは課税、徴税という意味です。

メディケアを保持する場合は収入の2%引かれるようになっています。それで国の保険が回っているのですね。私たちのような留学生や低所得者には免除や減額といった対応をしてくれます。
自分の該当する数を入力。 わたしは0を入力しました。
Medicare levy exemption
カテゴリーに当てはまるかどうかを入力していきます。私は留学生なのでカテゴリー2にあてはまるため、Yes
1年間ずっとなので”365″と入力。
前に既に入力しているので”0″を入力します。
Yesを選択します。
Medicare levy surcharge(MLS)
いろんなガバメントのサイトを見ていて思うのが、こう略さないでほしい・・・もうなんのことだかわからなくなるし、見返したときに、あれ?これなんだっけ、となるので本当に嫌だ。。。という地味な愚痴。笑
ここでは私は特に何もないのでNoを選択。
次のPrivate health insuranceも特に持ってないので、スキップします。

ここでも少し触れていますが、Private health insuranceがあるとフィジオやカイロ、リメディアルマッサージなども一部がカバーされて受けることができるんです。だからとてもいい!ある一定以上の所得がある人はPrivate health insuranceを持っていることでタックスが軽減されるというのもあるそう。
そして最後の質問!
お疲れ様でした!もうすぐ終わり!
自分でやったので“Prepared my self”
必要の場合はYesを選択してください。
一番最後にTax estimateと出てくるので、自分がどのくらいのタックスを払いすぎたのか、もしくは払わなければいけないのか、が算出できます。
そしてOKであれば次に進んで終了!!
タックスリターンされる場合はどのくらいで戻ってくる?
長かったですね、お疲れ様でした。
この後、メールで2週間くらいかかるよ、という連絡がきます。
この2、3日後くらいにプロセスに入っているよ、というテキストメッセージがきました。
そして、このあと1週間後くらいにスムーズに銀行に入金されているのが確認できました。
人によったり、金額や支出を多く出した場合などによってもプロセスの時間は変わってくるようです。なので、あまり待ってもこなかったらATOに連絡してみてもいいのかもしれません。
一年に一度、ほとんどみんなやらなければいけないタックスリターン。
お疲れ様でした、そして最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント