【規制緩和オーストラリア 】西オーストラリア州の現状 2020年6月更新

オーストラリア
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コロナウィルスと戦っている全世界。わたしもここ西オーストラリアで約2ヶ月ちょっとのロックダウン生活を送りました。

自分の日記などで記していたこと、緩和規制の経緯などを含めてまとめていきます。

(西オーストラリア州:WAと表記していきますね。)

【結論から先に】2020年6月 西オーストラリア州の規制緩和の現状

2020年6月6日から政府によって提示された緩和策、第三段階に入ることになります。

5月中旬に緩和策として第4段階のフェーズを政府は公表しました。6日からはこの3段目になるということです。第三フェーズでは、多くの人が仕事に戻れることになります。

(Supplied : Federal Government

具体的に言うと、以下が代表的なところ。

・100人までの集まりOK 

・ジム・ビューティーのオープン許可 

・屋外の遊び場などの規制緩和

 

日本も同じだと思いますが、「国からの対策」→「自治体の対策」という感じで、具体的な対策案や緩和策は州によってことなります。それもそのはず、オーストラリア東側にいけば人口、土地の大きさ、規模も西側と全く異なるわけで、その土地にあった対策が必要になってくるんですね。

わたしのいる西オーストラリア州(パース)は比較的大きな区域なので、州内の境目をどうするか、に論点が置かれているような印象。人の流動は他の州とは離れているのであまり多くなく、(ピーク時のぞく)感染者数が増えたとしても、国外からの旅行客や船の乗組員であることが多かったように思います。

 

なんとか現在は抑えつつあるWA。油断は禁物ですが、最近ではみんなに笑顔が戻ってきたのが嬉しいところ。

 

【時系列で見ていく】オーストラリアの対策と緩和策

 

オーストラリアの対策と緩和策の振り返りをざっくり見ていきます。(詳しくはこのあと)

西オーストラリア州のロックダウンと緩和策
  • 3月上旬
    感染者が徐々に増えてくる
    他国同様にオーストラリア・WAでも感染者が日に日に増えていく。
  • 3月24日
    オーストラリア全土に規制の発表。WAは入州規制スタート
    首相の発表によって、娯楽施設・パブなどの営業停止を要請。レストランはテイクアウェイのみ。
  • 3月25日
    いろいろなお店が営業停止
    集まれる人数は2人までに制限。博物館・図書館・サロン・ジムなどが閉鎖。必要でない外出を避けるよう要請される。
  • 4月27日
    緩和策 第1段階
    集まれる人数2人→10人へ緩和
  • 5月18日
    緩和策 第2段階
    集まれる人数10人→20人へさらに緩和。レストラン・パブの再開。WA州内移動緩和。
  • 6月6日
    緩和策 第3段階
    集まれる人数20人→100人へ。ジム・サロン・パーソナルケア・美術館の再開。屋外遊具スポーツ設備の規制緩和

 

一番辛かった3月〜4月

 

3月中旬まではお店も学校も普通にやっていて、日本の状態をニュースで見ながら「トイレットペーパーなかったらオーストラリアから送ってあげるー!」なんて冗談に話していたこの頃。

でもだんだん状態が深刻化して、わたしたちの生活にも影響を与えるようになってきました。

 

【3・4月】政府からの発表を機に生活がガラリと変わった

3月24日に政府からの発表があってから生活は一転。

パブ・クラブ・ジム・映画館・カジノ・娯楽施設の営業は停止に。レストランは店内での飲食は閉鎖、テイクアウェイ(持ち帰り)はOK。結婚式も5人以下,葬儀は10人以下で社会的距離を徹底するように規則づけられました。

同時にWAの入州制限がスタートし、州外から到着した場合は14日間の自己隔離が義務付けられる。また次第にWA州内でも9つのエリアに移動の制限がされて、違反者には最大5万ドルの罰金が科せられるようになりました。

【3・4月】スーパーや居住者私たちの日常の変化

スーパーには、トイレットペーパー、消毒液はもちろん、パスタ、お米、シリアル、ビスケット、卵、お肉まで、日に日に棚が空っぽになっていきました。長持ちしそうなものを中心に(お肉と卵は別ですが)買いだめする人が増えていきました。また、スーパーによっては朝の開店前1時間は、障害がある人・お年寄りのために解放をして、買い物ができるようになっています。さすがオーストラリア。その辺の対応はみんなに平等になっているように感じました。

オープンしているレストランの中には客はいません。でも、持ち帰り・デリバリーのみ可能なので、レストランの外で自分の注文を待っている客がちらほら。レストラン側もテーブルを畳んでその分スペースを作って、デリバリーや行動範囲を広く保っているのが見受けられました。

 

私たちマッサージ店も例外ではなくこの頃から完全に休業になりました。不要不急の外出は控え、BBQなどの個人的なパーティは、できるだけ避けるように言われました。

学校はターム終わり2週間を切り上げて、3月中旬からホリデーに入りました。通常は2週間だけど、切り上げした分を含めると約1ヶ月ほど。再開したのは4月終わり、オンライン授業としてスタート。

 

電車とバスなどの公共交通機関は、ほぼ誰も乗っていません。ほぼ貸し切り状態です。その反面、気温が高く天気がいい日にはビーチに人がわんさか。みんなどこかでストレスを発散させたいような雰囲気、異様な感じだったのをすごく覚えています。

 

【3・4月】フライトとテンポラリービザ

 

フライトもだんだんなくなり、パースから日本の直行便も3月末で運休となりました。その後はシドニー線では便はあるものの、徐々に運休になり、数もだいぶ減りました。また、他の便で帰ろうとしても第三カ国(日本・オーストラリア以外の国)を経由して帰国するほか選択肢がない。第三カ国を経由した場合、その国で規制がかかっていて入国できないこともあるので、予約する前に確認が必要だったりします。

在パース 日本国領事館からは頻繁にメールが来るようになりました。ありがたいんですが、内容によっては不安を煽るようなもので(個人的に感じただけ)あまり見たくなくなりました笑 

この頃に送られてきたメールの内容はこんな感じ。

・施設閉鎖や活動制限は6か月もしくはそれ以上続き,その間,雇用情勢は厳しい状況が継続すると見込まれます。

・ビザの有効期限によっては日本への帰国便が確保できなくなると不法滞在という状況に陥ってしまう可能性もあります。

・ワーキングホリデーの方で,蓄えが少なく近い将来生活が困窮してしまう可能性のある方は直ちに日本への帰国をご検討下さい。

(メール一部より抜粋:こちらからも同じ内容が見えます

テンポラリービザ保持者はビザの期限を自分で考えて、数ヶ月〜6ヶ月ほど先までを見込んで決断しないといけない状況でした。ビザがない→飛行機とんでない→国から出れない→知らない間に不法滞在の仲間入り、となってしまうリスクがある、ということをこのメールで知らせてくれています。これをメールを機に何人かの日本人が帰国しました(かなし

【3・4月】政府からの支援

 

センターリンクと呼ばれる失業保険のような補助を求めて、オフィスの建物の外に長い列ができたりしています。また、多くの人が一度にアクセスしたのでサーバーがクラッシュしてしまったり、多くの人がパニック。

いろんな道を探しましたが、わたしたちテンポラリービザにはアクセスの権利はなく、この時点で政府からの支援はありません。

だんだん慣れてきた5月

【5月】規制緩和への第一歩〜ロードマップ発表〜

このころから感染者数がだんだん減ってきて、WAではは4月30日から5月12日現在までで新規感染者が1人だけ。

そこで段階的に緩和される策が政府から発表されました。

(Supplied : Government of Western Australia)

発表された時点では第一段階はすでに始まっていて、5月18日から第二段階がスタートしました。

第二段階はこんな感じ。

  • 集まれる人数が10人→20人に拡大
  • 結婚式・お葬式は室内は20人まで、屋外は20人まで
  • カフェ・レストラン・パブ・クラブ・ホテル・カジノの再開(客数最大20人まで)
  • 体調不良でない限り仕事復帰OK
  • 西オーストラリア州内の移動が緩和される(詳しくはこちらのページへ
  • 直接接触のないスポーツは20人までOK
  • 祈祷所・公共施設・図書館も20人までOKこんな感じでだいぶ緩和されます。

カフェ・パブ・レストランの再開は大きかった!みんな外に出ておしゃべり楽しんだりして、だんだんいい雰囲気になってきているように感じました。

 

【5月】スーパーや日常生活について

一度に集まれる人数が増えたり、スーパーの棚にものが元通りに陳列されるようになりました

従業員さんと話さなければいけないようなスーパーには、チェックアウト(お会計)のところに 大きなプラスチックの透明な壁ができたり。はじめは防犯防止かなーなんて思っていましたが、直接接してお会計をする分、従業員の感染リスクは高いので、 こういう防止策を素早くやるオーストラリアは、さすがだなぁ と思ったりしてました。

【5月】政府からの支援

 

少し前にモリソン首相は、こう話しました。

「政府からの支援(ジョブキーパーペイメントなど)は基本的には、オーストラリア市民のみです。だから留学生やテンポラリービザで滞在していて、経済的に貯蓄やバックアップがない場合は、今が帰国するタイミングかもしれない」

これを聞いて一部のビザ保持者は否定的な意見を持ったり、署名活動を行ったりしていました。わたしはまぁ予想通りかなっていう印象でした。国にとって必要なのは国民だし、国も大切な状況だから判断に迫られるのも理解しています。(かなしいけど

タスマニア州知事はこの発言を聞いて、モリソン首相の考えに否定的で、テンポラリービザ保持者(留学生含む)に給付の支援をすることを決めたよう。

WA州知事は?・・・州としては、家の支援や健康的なバックアップなどの支援は出してくれていますが、具体的にわたしの生活に直結する支援は特にありませんでした。

 

【5月】スーパーアニュエーションの早期アクセス

外国人留学生として唯一受けられる支援(?)はスーパーアニュエーション(年金)の早期アクセスのみ。

通常は、ビザの期限が切れて帰国をした後のみ申請ができるもの。ですが、こう言う状況なのでアクセスしていいよ、と言う制度。そしてどうやら、申請時にかかる税金もなしにするよーといっているようです。

わたしもアクセスしようと思ったのですが、わたしの場合少し問題があって、いまだに解決できておらず、アクセスできない状態です(困

 

みんなに笑顔が戻ってきた6月

 

5月中旬の緩和策が出されてから、前の生活からだいぶ変化が出てきたように感じます。自然とみんなにも笑顔が増えたし、わたしもだんだんと前向きな気持ちになってきました。

【6月現在】第3段階にはいります

6月6日から緩和策の第3段階に入ります。規制が緩和されるのはこんな感じ。

  • 集まれる人数の拡大 20人→100人
  • 州内の移動制限の緩和
  • ジム・ヘルスクラブ・室内スポーツセンターの制限の緩和
  • 直接接触のあるスポーツの規制緩和
  • ビューティーセラピー・パーソナルケアの規制緩和
  • 不動産関係の制限緩和
  • 屋外の遊び場・屋外スポーツ設備・スケボー施設・動物園・美術館・映画館などの規制緩和

だいぶ大きな変化となりそうな節目。

パブとジムの再開を待ち望んでいた人が多いように感じています。・・・オーストラリアらしい。 雇用関係では、いまだに失業率はもちろんあがっているけど、反面お店の営業再開に向けて逆に人手不足になっているところもあるよう。(留学生などが帰ってしまった影響もあるのかも。

 

【6月】わたしの生活の変化

わたしは変わらずオンラインで学校の授業を行なっています。働いているお店は今回の緩和と同時にオープン予定です。どんな状況か、どれだけクライアントが来るのか、などは予想ができないのが本音。

でも久しぶりに同僚に会えた喜びがとても大きくて、嬉しいです。人と関わるって大切、って感じました。

【これから冬期到来】油断は禁物。この2ヶ月で感じたことを活かしたいこれから

 

だんだん寒くなってきているこちらパース。インフルエンザも怖い季節なので、自分の免疫力をあげながら気をつけていかないと。

それよりも、この長くて誰もが経験しなかった2ヶ月で学んだこと、感じたこと、感謝したことをこれからの毎日に忘れないようにしたいと強く感じています。

 

1度立ち止まるいい機会だったのかも。

毎日過ごしていく中で何が大切なのか何ができるのか何に感謝を感じるのか。改めてすごく、すごく、すごく考えた期間だったと思います。

会えない家族が1つに集まって初めてオンラインで飲み会をした。

会えない親友とオンラインを通してたくさん話した、たくさん笑った。

普段からサポートしてくれている彼の存在の大きさ、寛容さ、レイジーさにたくさん助けられた。

仕事がなくなったと言ったら、家賃を止めてくれて、いろんな話し相手になってくれたフラットメイトの優しさに助けられた。

普段から口にしている食べものの大切さ、貴重さに感謝するようになった。

毎日動いているみんなが一度立ち止まって、お互いを支え合って、気を遣って、同時に自分とも向き合って。

いまはもう前を向くしかないです。

 

オーストラリアは他の国に比べると、比較的に抑えられたのかなと思っています。一刻も早く世界中が収束して、元通りの生活が遅れますように。

長々とごめんなさい。ここまで最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。

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