パースに来てすぐの頃。
友達が罰金を払わなければいけない状況になってしまったのを今でも覚えています。
独特なルールと、少し気をつければ200ドル近い罰金を逃れることができる。
今回はそんな、チケットの買い方・気をつけたほうがいいこと・罰金対象になってしまうお話をつぶいていきます。
\西オーストラリアの交通事情についてはこちらもご一緒に!/
【2023年版アップデートはこちら!】
最新アップデート(追記)
2022年 2月23日 2022年から2ゾーン以上は一定額になりました!
【料金を調べるのに大切!】ZONEってなに?
西オーストラリアはTransperthという会社で公共交通機関が管理されています。
そこが定めるZoneというもので運賃が決まってきます。
パース市内を中心として離れている距離の区分けをZoneと読んでいて、中心部から1、2、3と遠くなればなるほど料金も上がっていく仕組みになっています。
パンフレットに載っているZone Mapはこんな感じ。(公式HPでもっとはっきりしたものが見えます)
目的地がどこなのか、自分はどこにいるのかを確認するところから、旅が始まりますね!
料金の払い方〜電車編〜
【電車】チケットの場合
まず駅に行くとこんな感じの機械があるので、ここでチケットを買います、
写真が少し見づらいですが・・・
” Touch screen to buy ticket”「画面をタッチしてチケットを買おう」的なことがスクリーンに書いてあるので、タッチします。
“Touch rider type to select”という選択画面になります
・ Standard:一般
・ Concession:割引対象者(現地学生さんやシニアの方など)
・ Multiple:触ったことがないのではっきりわからないです
と書いてあるので、特に割引対象でなかったり、観光できた場合は、Standardをタッチ。
“Touch fare to select”
ここでは先ほどのZoneが活躍します。自分の目的地のZoneを選択。
※ここに”DAY RIDER”や”FAMILY RIDER”とありますが、1日にいろいろなところに行く方場合や家族で乗る場合などは条件を満たしていれば、こちらを選ぶこともできます。
Please pay for your ticket(s)
試しに1Zone分を選択してみました。Amount Due(合計金額)を$3.20を払います。(2022年現在)
【追記】2022年から 2 Zone以上は一律金額に!
2ゾーン以上は一定の料金に変わったこのシステムのおかげで毎日通勤の負担が減りますね!
ちなみに通常料金は$4.90です!(スマートライダーはこれから少し安くなります)
現金でもカードでも払えます。
チケットとお釣りが下から出てくるので、取り忘れないように! これで完了です!
チケットは乗り終わるまで、取っておいてくださいね。
主要な駅では降りる時に駅員さんに見せる必要があります。(無人駅は見せる必要がありません)
【電車】Smart Riderの場合
すでにSmart Riderをお持ちの場合は、簡単です。
駅に設置してある機械にタッチするだけ!
乗るときと降りるときにタッチしてください。タッチする動作のことをTag on/offというのですが、このTag on/offを忘れてしまうといろいろ面倒・・・(下に記述あり)
わたしがあまり好きじゃないのが、乗るときに他のことを考えていたりするとTag onしたかどうかを忘れちゃう。ちゃんと覚えていればいいんだけど、「あれ?Tag onしたっけ?!」機械の前でうろうろしています。でもこう言う時って大抵、Tag onしてるんですよね・・・笑
料金の払い方〜バス編〜
今度はバスです。現金の場合は直接運転手さんと会話をするので、慣れない時は大変かも!
でも頑張って伝えれば、聞いてくれるし、優しい人も多いから頑張って!
【バス】チケットの場合
バスに乗ったら運転手さんに「Zone分のチケットをください」と伝えます。
もし何Zone分なのかわからない場合は、目的地を伝えると対応してくれる(はず)。
購入したら長いレシートをもらうのでそれをとっておきましょう。何Zone分なのか、何時まで有効なのかが書いてあります。
バスではカードの支払いはできません!
なので現金を手元に用意しておいてください。
(たまに大きいお金$20とかそれ以上だと、すごく嫌な顔をされる場合があるので、$5くらいを用意しておくことをおすすめ)
また最近ではコロナの影響もあり、お釣りをくれない!!
バスに乗る場合はあらかじめピッタリ用意しておくことをオススメします!
【バス】Smart RIderの場合
電車と同じく、Tag on/offをします。
長く滞在する場合はSmart riderを持っていると大変便利ですね!
運賃のシステム
1度チケットを買う&Tag on すると、そのチケットは2時間有効になります。
なので、2時間以内なら買ったZone内は乗り放題です。なんとも便利なシステム!
この2時間システムは、初めにチケットを買った時間(Tag on した時間)からスタートされます。
それ以降は、ゲートに入った時間が2時間以内ならセーフ。
券売機で買った場合は、時間がチケットに書いてあるので簡単なのですが、Smart Riderの場合は時間が分からないので、覚えておくと後々便利です。
ちなみに料金表は、Transperthページに乗っているので確認してみてください。
【慣れるたまにある】Tag on/off 忘れちゃった!!
さて、先ほど話した「Smart RiderのTag on/offを忘れた場合」。
ちょっと面倒なんですが、オーストラリアっぽいこのシステム。
Tag on を忘れてしまった場合、要はどこから乗車したかのログが残っていないので、無賃乗車となってしまいます。
逆にTag offを忘れてた場合、どこで降りたかのログが残りません。
ここでTransperthはこういう罰則を提示しています。
電車で Tag offを忘れた場合:
すべてのZONE分の料金が次にTag onされたときに自動的にひかれる
バスでTag offを忘れた場合:
載ったバスの始発〜終点分の料金が次にTag onされたときに自動的にひかれる
つまり乗ったバスのZONE分(距離)によって罰金は代わります。
すごく遠くまで走っているバスの場合は…結構引かれますね。
このルール、ログが残ってから1時間をすぎた場合に適用されるようです。おそろしい。。。
【見回りの警備員さん】コンセッションの場合はちゃんと証明書を持って乗らないと罰金対象
電車を使う場合によく見かける、駅員さん(セキュリティの人)。
日本ではあまり見かけないですが、電車の中で奇声をあげたり、音楽流して踊っていたり、急に怒り出したりする人が、本当に多いんです。(特に夜)そういう人たちが悪さをしないか、見守ってくれているんですね。
さて、この方々。
たまに小さな端末を持って
ちゃんとチケットを払っているか見回りにきます!
チケットの場合は、それを見せるだけ。
Smart Riderの場合は、差し出すと、端末でピピっと確認してくれます。
「チケットを買っていない」「正しいZone分を払っていない」「Tag onされていない」などが発覚すると、
先ほどの罰則となります。
ちなみに学生さんの場合は、ちゃんと学生証を持って乗ることをつよくオススメします。
たまに学生証を見せて、と言ってくるので・・・
友達が罰金にあった話
パースに来たばかりの友達の話。
普段はSmart Riderを使っているのですが、その日はたまたま忘れてしまった友達。
券売機でコンセッション(学生割引)のチケットを買って乗車したのですが、たまたまその見回りに当たってしまい。
駅員さんに学生証を出せと言われてしまったそう。
彼女の学校では、たまたま学生証の発行に時間がかかっていて持っていませんでした。
「今は持っていない」と伝えたものの、「それでは学生を証明するものがない」ということを理由に、$200の罰金を受けたそうです。
来たばかりで英語もはっきりと分からず、背の高い堅いのいい駅員さんに問いつめられる恐怖・・・
自分は悪いことをしてないのにたまたまタイミングが悪かっただけなのに。。。
この見回りは電車や駅で行われることが多いのですが、過去2回だけバスでも遭遇したことがあります。
(この2回ともまったく同じ場所でしたが)
朝の一斉見回りみたいなのもたまーにあります。
コンセッション(学割)とかがある場合は証明書を持っていたほうが安全です。
慣れたら簡単、慣れるまでが大変
どんな方法で乗るかによっていろいろ変わってきますが、短期の旅行の場合は「チケットを買う」いいのかなーと思います。
1ヶ月以上滞在する場合はSmartRider をオススメ。(安いし楽だから)
大きな駅だとこういう冊子も無料で配っているので参考にしてみるのもありですね。
観光で来る方や、地理感覚も全く分からない!って方は、有人駅にいる駅員さんに聞くと優しく(おそらく笑)教えてくれるはず!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございましたー!