【道路にものが転がっている!】オーストラリアのVerge collectionとは?|オージーぽいおもしろいシステム - トビー日記

【道路にものが転がっている!】オーストラリアのVerge collectionとは?|オージーぽいおもしろいシステム

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オーストラリアに来てびっくりしたことの一つが、
道路に家電用品が転がっている!

しかも、そのストリート、全ての家の前に不要な家具が置いてある!という謎の光景。。。


初めてオーストラリアに来たときの、衝撃的な光景でした笑

実はこれ、Verge Collection(ヴァージコレクション)と呼ばれるもの。

オーストラリアならではのリサイクルシステム。

【リサイクルについてはコチラも併せてみてみてね!】

Verge Collectionとは?!

簡単にいうと、
「家の前に不要なものを置いていくと、回収業者が持って行って処理してくれる」というシステム。

地域によっては、Kerbside Collection(カーブサイドコレクション)とも言われます。

いつでも、どこでも、なんでも!というわけでなく、
また住んでいる地域によって、とてもルールが違うので注意が必要です!

大体は半年に1回。決められた週の中で業者が回収にきます。

こんな感じで、みんな道路に不用品を置いていきます。

【オーストラリアぽい】ここがおもしろいVerge Collection

わたしがVerge Collectionがおもしろいなぁと思うのは、
自由に持って行っていく人が多いということ。


朝早くにUteにものを積んで帰る人をよく見かけます。
まだコンディションが良さそうなものや、使えそうなものを持って帰る人は少なくありません。
実際に、まだ使えそうなものを自分で直して、それを売ってお金を稼いでいる人もいます。


さらに、こんなサイトまであるんです。

Vergeside Pickup Map for Perth
A map of current and upcoming vergeside pickups in Perth, We...

パースのどの地域でVerge Collectionが行われているかというのが検索できるサイトです。

正直なところ、比較的裕福なエリアに行けばそれなりに「質の良い不用品」(笑)がある可能性は高いですよね。そういうところを狙っている人も少なくありません。

このサイトに書いてるのは、以下の通り。

私たちは使い捨て社会に生きていますが、他人が捨てたものを再利用することは正しい方向への一歩です。しかし、他人の家の前に捨てられたものを収集することには、いくつか正当な批判も存在します。それを行う際には、いくつか守るべきルールがあります。

・元の状態よりもきれいな状態にして立ち去りましょう。散らかしたりせず、物をきちんと積み重ねて整えてください。

・動作する製品を無駄に壊さないようにしましょう(例:電源コードを切断するなど)


中には、使えるものがないか漁って散らかしたりゴミを出す人もいます。
持って帰ることを推奨している訳ではないのですが、ゴミになりそうなものをもう一回直してみるという考えは嫌いではありません。だからと言って何をしてもいいわけではなくて、マナーを守って誰にも迷惑をかけないようにしていくことが大切なのかなと思います。


実際に以前、わたしも家に昔からあった2つの電子レンジ
頑張ってうちの彼が直したのですが、さすがに動かなくなってしまい、Collectionの期間に家の前に置いたことがあります。

どちらも使えなくなってしまったので、「Faulty, Not working」と書いた紙を貼っておきましたが、次の日には無くなっていました笑 見た目は綺麗だったので、おそらく誰かが持って行ったのでしょう。


実はこの電子レンジたちは、彼がVerge CollectionやFacebookのMarketplaceを駆使して、無料で譲り受けたもの。
新品同様の電子レンジを「電気がつかないから」という理由だけで無料で譲っていただきました。
古い電子レンジから電気だけを取り出して、譲っていただいたものに移し替えて・・・今ではほぼ新品の電子レンジを使用しています。

うちの彼は使えるものはとことん使う」「捨てて新しいものを買うのは簡単。でもゴミを出したくない」という考えがとても強い人
ものを大切にする気持ちが素晴らしいといつも思っています。

使えなくなったものには、いろんな理由があると思います。
買うのも簡単、ゴミにするのも簡単な今の時代。
不用品をリサイクルしようとする心というのは、忘れたくないものです。


Verge Collectionをしてくれない地域もある

パースのVerge Collectionは、全ての地域が対象ではありません!

実施していない地域もあるので、さっとピックアップしておきます。

  • City of Fremantle
  • City of Subiaco
  • Shire of Peppermint Grove
  • City of Vincent
  • City of Swan
  • Town of Cambridge
  • Town of Cottesloe
  • Town of Mosman Park
  • City of Wanneroo


お住まいのところを必ず確認してください。

Verge Collectionしていない場所も、Verge  Valetという形で不用品の回収をしている地域もあります。
事前に予約をして、不用品の回収にきてもらうというもの。
提携している地域のみ対象となるので、事前に確認が必要です。

どんなものが回収OK?!

Verge Collection には、2種類あります。

1つが、Hard Waste Collection。
もう1つが、Green Waste Collection。

地域によって対象なものとルールが異なるので、ここではSouth Perthを例に取り上げます。

Hard Waste Collection

(Website : City of South Perth

回収対象になるもの(一例)
・電子家電(エアコン・冷蔵庫・テレビ・洗濯機・乾燥機・食洗機など)
・家具(ソファー・カーペット・マットレス・いす・テーブルなど)

大きさが決まっていて、各アイテム1.5m以下のものが対象です。

自分の地域のルールは必ず確認してね!

回収できないもの(一例)
・1.5m 以上のもの全て
・車用品(タイヤ・バッテリー含む)
・スプレー缶・ガス関係
・ガラス(鏡含む)
・電池
・ブリック・セメントなどの建築廃棄物
・オイル
・トランポリン

回収できないものは、大体の地域が一緒です。
特に注意したいのが、車関係のものは対象外だということ。


タイヤを出している人をよく見かけますが、これは持って行ってくれないので自分で市のリサイクルセンターを調べて買い取ってもらう必要があります。

Green Waste Collection

(Website : City of South Perth

1.5m×1.5mに収まる大きな枝木が対象です。

プラスチックバッグに入っている葉っぱや土は対象外です。
わたしの住んでいる地域では、木の幹の太さまで制限があるので、自分のシティを確認してから出す出した方がいいでしょう。


プラスチックコンテナを禁止したり、ゴミの分別が厳しくなってきている今日この頃。
わたしのリサイクルへの意識は、オーストラリアに来てから大きく変わったように思います。

使えるものは最後まで使う。
捨てる決断をしても、自分で責任を持って処分することが環境に跡を残さない方法なのかなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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最近noteも始めました。
ここでは書けないもっと個人的なことを書いていきたいと思っています。ワーホリやマッサージセラピストとして、留学中の体験談や個人的に思うことなどを書いています。よかったら覗きにきてください。

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