Free Rangeのたまごを徹底解説|ケージフリーとの違いは?|何がいい?|WAで買えるたまご - トビー日記

Free Rangeのたまごを徹底解説|ケージフリーとの違いは?|何がいい?|WAで買えるたまご

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オーストラリアのスーパーに行くと、Free Range(フリーレンジ)とCage Free(ケージフリー)と書いてあるものがありますよね。

みなさんは何を基準にたまごを選んでいますか?

安いから?
安心できるブランドだから?
ローカルだから?


日本ではあまり馴染みのない言葉だけど、実はとっても身近でとっても大きな違いがあるんです。

日本食にもかかせない卵。
今回はFree Range(フリーレンジ)の卵について徹底解説していきます。

Free Range(フリーレンジ)とは?

Free Range(フリーレンジ)とは、
「鶏がある程度自由に動き回れる環境で飼育されていること」を意味します。


国や認証団体によって基準は異なりますが、一般的には「屋外スペースが確保されており、ケージを使わずに放し飼いで育てられていること」が特徴です。

オーストラリアの基準については後ほど詳しく紹介しますが、
例えばアメリカでは「屋外へのアクセス」が義務付けられているものの、具体的な時間やスペースの基準が明確に定められていない場合があります。

調べていて印象的だったのは、オーストラリアの基準が他国と比べて厳しいことです。
動物福祉や環境問題に対して意識が高いオーストラリアでは、厳格な規制を設けることで持続可能な飼育環境を維持しようとしています。

オーストラリアのFree Range(フリーレンジ)の基準

2017年に導入された基準によると、Free Rangeの卵として販売するには以下の条件を満たす必要があります。

  • 1平方メートルあたり10羽まで
    = つまり、1ヘクタール(10,000平方メートル)1万羽が最大。
  • 鶏が屋外で自由に移動できることが条件
    ただし、「常に屋外にいる必要はない」とされており、夜間や危険時は屋内に避難することも可能
  • 屋外に「定期的に」アクセスできること
    鶏は「定期的に屋外にアクセスできる」環境でなければいけません。ただし、どのくらいの時間外に出られるかは、ブランドや農場によって異なります。また、実際には鶏が常に屋外にいるとは限らないので、農場によっては、「屋外にアクセスできるが、 ほとんど屋内にいる」ケースもあります。(例: 出入り口が少なく、実際には外に出にくい)
  • 牧草や土がある環境
    完全にコンクリートの地面ではなく、草や土がある環境で飼育されていることが求められる


1ヘクタールあたり1万羽の鶏が飼育されている場合も、1500羽の場合も、どちらも「Free Range」と言えてしまいます。

「基準をギリギリ満たしているか、余裕をもって運用されているか」
同じ「Free Range」という言葉でも、その実態にはこれほどの差があります。


また、ブランドによっては「RSPCA Approved」や「Certified Organic」などの認証を取得しているものもあります。これらの認証があると、より広いスペースが確保され、鶏がより良い環境で育てられている可能性が高いと言われています。

SUNNEY QUEEN のたまご。右上の方にCertified Organicの認証マークがあります

ちなみに「RSPCA(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)」は、オーストラリアを含むいくつかの国に存在する動物福祉団体です。
動物の福祉向上を目的とし、飼育環境の改善に取り組んでいます。

ブランド1平方メートルあたりの鶏の数1ヘクタールあたりの鶏の数
Coles Free Range10羽10,000羽
Woolworths Free Range10羽10,000羽
RSPCA Approved2,500羽/ヘクタール(4羽/㎡)2,500羽
Organic Free Range (有機)1,500羽/ヘクタール(1.5羽/㎡)1,500羽

このように考えると、スーパーで販売されている「Free Range」卵が必ずしも「広々とした環境」で生産されているわけではないことが分かります。わたしも知らなかった・・・!


また、「放し飼い」と聞くと、広大なスペースで鶏が自由に動き回っているイメージがありますが、実際にはそうとは限りません。法律上は「Free Range」と認められていても、狭いスペースに多くの鶏が密集しているケースもあります。

より自由な環境で育てられた卵を選びたい場合は、「Pasture Raised(放牧飼育)」「Certified Organic(オーガニック認証)」の卵を選ぶのが良いでしょう。

【徹底解説】Free RangeとCage Freeのちがい

みなさんは、鶏が飼育されている場所を見たことがありますか?

Jeremy ClarksonがやっているTVショー Clarkson’s Farmを見てどうやって動物が飼育されているのかに興味を持ちました。


そのほかにも、Rottonというドキュメンタリーでも「鶏がどのように飼育されていているのか」を見ることができます。このドキュメンタリーのテーマはFree Rangeとは離れますが、鶏を育てていくのがどんなに大変なのかわかります。

これらのドキュメンタリーでは鶏がどのように育てられているかが触れられています。
わたしは恥ずかしながらずっと、鶏は自由に外を歩き回れる環境にいると思っていました。(どこのファームでも)現実はそんなことはなく、たくさんの鶏がケージの中に詰め込まれているような環境、歩く場所なんてありませんこれを知ってとてもショックを隠せませんでした。

  • Cage eggs(ケージ)
    小さなケージで飼育され、自由に動けない
  • Cage Free eggs (ケージフリー)
    開放的な室内飼育されていて、鶏が自由に動けるスペースがあり、止まり木や巣箱がある環境。しかし、屋外で自由に動き回れるわけではなく、農場によっては過密状態の場合もある。
  • Free Range eggs(フリーレンジ)
    屋外にアクセス可能で、ある程度自由に動ける
  • Organic eggs(オーガニック)
    Free range基準+有機飼料を使用し、抗生物質・合成ホルモンを使用しない


オーストラリアでは、Cage Freeの卵がFree Range卵よりも安価に販売されています。

Cage Freeには政府による公式な法律基準が存在しません。
そのため、動物福祉団体や業界が定めたガイドラインに基づいてCage Freeとして販売されることになります。つまり、ラベルに「Cage Free」と記されていても、実際にどの程度自由な環境で飼育されているかは、詳細を調べなければ分からないのが現状です。

ラベルだけで判断すると、実際の飼育状況が見えにくいという問題があります。

日本でのFree Range(フリーレンジ)について

放し飼い?平飼い?基準は?

オーストラリアで言われるFree Rangeは、日本語では「放し飼い」と言われています。

「フリーレンジ(放し飼い)」には、明確な規定がない日本
オーストラリアのように「〇平方メートルあたり〇羽」といった厳しい取り決めはありません。
「放し飼い」と表示されていても、実際の飼育環境には大きな差があり、ブランドや農場ごとに基準が異なります。

日本では最近、「平飼い」という言葉をよく目にするようになりましたね。

わたしは日本に一時帰国したときに「平飼いたまご」を目にして、「Free Rangeなんだ!」と思っていました。

しかし、一般的に「平飼い=フリーレンジ」ではなく、室内では自由に動き回れるものの、屋外には出られない場合も多くあるようです。
平飼いでは、室内で放し飼いにされ、止まり木や巣箱が設置されていることが多いですが、必ずしも屋外に出られるわけではありません。
農林水産省のガイドラインでは、有機JAS認証(オーガニック卵)を取得するために「放し飼い」が推奨されています。

しかし、先ほども触れたように、法的な明確な基準がないため、「放し飼い」と書かれていても、屋外に出られるかどうかは分からない場合があります。

本当に自由に屋外を動き回れる環境なのかを知るには、農場の詳細を確認する必要がありますね。

日本の卵事情

日本に行って驚いたのは、卵が1パック(12個入り)で500円以下で販売されていること。

こうした低価格の卵は、基本的にケージ飼いで生産されているものがほとんどです。


日本では、国内流通の約9割がケージ飼いであり、多くの鶏が狭いケージの中で飼育されています。
また、国土が限られているため、放し飼いの環境を確保するのが難しいという事情もあります。

それでも、日本全国には「完全放し飼い」を掲げる農場も存在します。
また、有機JAS認証(オーガニック)を取得している農場もあるため、農場のホームページをチェックしたり、直接購入できる場所を探してみるのも良いですね。

日本の卵の色が白いのはなんで?

ちなみに日本の卵の色が白いのは、鶏の品種がオーストラリアと違うから。

小型で産卵能力が高い白色レグホン種が主流な日本。
この理由には飼料効率が良く、たくさん卵を産むため、コストが安く大量生産しやすい背景があります。

最近では、「栄養価が高そう」「自然な感じがする」という理由で、茶色い卵(ボリスブラウン種) も人気になりつつあります。特に、放し飼い卵やブランド卵 は茶色いことが多いです。

なぜ、Free Range(フリーレンジ)のたまごを選ぶのか? 

スーパーで他の人を見ていると、Free Range(フリーレンジ)を手に取る人が多くみかけますね。わたしも個人的に買うときはFree Rangeのみを買います。

Free Rangeを選ぶ理由は人それぞれだと思いますが、「ここで改めてFree Rangeの何がいいのか?」を見ていきたいと思います。

Free Rangeのたまごが選ばれる理由は結論から言うと

  • 飼育環境が良い → 鶏がストレスなく過ごせる
  • 倫理的にも良い選択 → 動物福祉の観点からもケージ飼いより良い
  • 抗生物質や遺伝子組み換え飼料の使用が少ない → よりナチュラルな卵
  • 栄養価が高い → ビタミンDやオメガ3脂肪酸が多い

フリーレンジの卵はより自然な環境で生産されるため、より良い選択肢とされています。

飼育環境が良い & 倫理的にも良い選択 

卵を産む鶏は、飼育環境によって大きなストレスを受けることがあります。

ストレスの大きい環境では、鶏の免疫力の低下や異常行動が見られることもあるため消費者がどのような環境で育った卵を選ぶかは重要です。

ケージ飼いでのストレスも例の一つ。
先ほども少し触れましたが、Cage egg「ケージ飼い」は A4サイズ程度の狭いケージに鶏が詰め込まれ自由に動けない環境にあります。

飛んだり羽を広げたり歩き回ることが、鶏の自然的な行動です。
また砂浴びという行動も鶏には欠かせない衛生管理行動。これをすることで、体についた寄生虫などを落としてリフレッシュしていると言います。

ケージに入れられることで、この動物的行動が制限されているのがケージ飼いから生まれる鶏のストレス。また、ストレスで仲間をつつくのを防ぐためにくちばしをカットされることが多くあります。

自由に動き回ることができないことで鶏の免疫力の低下しやすくなります。 これにより、病気や感染症のリスク増加し、抗生物質の使用が増える・・・また、ストレスが溜まることで、異常行動(羽をむしる、仲間を攻撃するなど)が増えお互いを傷つけかねません。

人間もおなじですよね。
同じところに他人とずっと閉じ込められて身動きが取れなくなったら、ストレスも増えるし病気にもなりやすくなる。そんな環境から生まれた卵を考えると、いろんな面でも考えることがありそうです。

Free Rangeの鶏は、ケージ飼いに比べて、 屋外に出ることができ自由に動くことができます。
また、鶏本来の自然な行動ができ、鶏同士のストレスが少なく、結果病気にかかりにくなります。病気に必要な、抗生物質の使用を最小限に抑えることができる農場が多いのも現実です。

ただし、フリーレンジでも「どのくらい自由に動けるか?」はブランドや農場によって異なります
法内だとしても、密集状態が多くなれば多くなるほどストレスを感じる鶏が多くなるのは先ほど挙げた理由の通りです。

抗生物質や遺伝子組み換え飼料の使用が少ない 

さきほども少し述べたように、ストレスによる免疫低下がFree Rangeの鶏の方が少ないので、病気や感染症に必要な抗生物質の使用が減ります

食肉へのホルモン剤の懸念は昔から言われていますが、調べてみたところオーストラリアや日本では養鶏業でホルモン剤を使うことは一般的に禁止されています。 つまり、スーパーで売られている一般的な卵にホルモン剤が直接使われている可能性は低いです。

ただし、飼料などからの間接的な影響があるのも否めないとのこと。
一部の養鶏場では 成長促進のために高タンパクな配合飼料を使用していたり、飼料に遺伝子組み換えトウモロコシや抗生物質を含んでいる場合があったりします。

フリーレンジやオーガニックの卵は基本的には、有機飼料(オーガニック飼料)を使っているものが多く、遺伝子組み換えや抗生物質のリスクが低いと言われています。
また、 抗生物質の使用を制限している農場が多いのも特徴です。

ただし「全部の農場がどうか?」という詳しいところは、たまごのパッケージからではわからないものが多いので、農場のHPを見てみたり調べてみる必要がありそうです。

栄養価が高い

Free Rangeの卵の栄養価は、Cage EggよりもビタミンDやオメガ3脂肪酸が多いと言われています。

ストレスが少ない環境で育った鶏の卵は、栄養価にも違いが出ることがあります。
フリーレンジの鶏は外で太陽を浴びたり、自然なエサ(虫や草)を食べることができるため、栄養価が高くなりやすい傾向にあります。

【Free Range比較!】スーパーで見かける卵 & WAのたまごファーム

スーパーで見かけるものからWA(西オーストラリア州)のファームやマーケットでしか買えないFree Rangeの卵まで、調べてみました。

驚いたことに調べれば調べるほど、HPのない農場が多いということ!そして出てくる出てくるニュースの記事。
スーパーに置いてるから全てが安全安心というわけではないんです!

調べて思ったのは、やはり作った人が見えると安心、だということ。
スーパーで売られているような卵は、HPもなかったり、嘘をついていた過去があったり・・・ローカルのものを買うことで、頑張っているファームに貢献できることを改めて実感しました。

ここでは「紹介」ではなくて「スーパーやマーケットで売っているものの比較」というかたちで取り上げたいど思います。(正直、簡単に紹介できると思っていたのですが、記事を書きながらここまで長くなるとは思いませんでした笑)

鶏の数や農場の状況はそれぞれのファームで異なります。ここで書いているのは2025年2月現在の情報。変更点もあるかもしれないので、参考までに!

【ファームで購入可能】Fremantle Egg Company

わたしがよく買うところ!
Fremantleと書いてありますが、さらに南にある、Munsterという場所にある小さなファーム。
10,000羽/ 1ヘクタールで育った鶏の卵は、ローカルを中心に販売されています。IGAにも売っているということですが、今のところ見たことがありません。(HPより)

気さくなおじさんがいつもお迎えしてくれて、気持ちの良い買い物ができます。ファームでは卵だけではなく、ローカルで育った野菜や蜂蜜なども購入することができます。実際に育てた人の顔が見えるのは安心ですね。

【マーケットで購入可能】Runnymede Farm

パースより南、Albany寄りにある街、Tenterdenにあるファームです。

毎週土曜日、Manningで開催される、Farmers Market on Manningで購入することができます。
GMOを含まない飼料と広大な敷地で育った鶏たち。

\Manningのマーケットについてはこちら!/

Blytheという女性がやっているこのファームのたまごは、パース近郊ではこのマーケットか、オンラインから購入することができます。

まだ試していないので、マーケットに行ったら買ってみたい!

【追記】地元のスーパーに行ったらこんな貼り紙が!
だんだんと目にする機会も多くなってきました。

【追記:2025年3月】Mannin Road Farmers Marketに行ってきました!

Runnymedeをお目当てに行ったのですが、9時ごろには全て完売・・・!

やっぱり素敵なものは早くなくなってしまうんですね涙 次回にリベンジ!

Secrets of the Egg Lady: how to score eggs from WA’s happiest hens
Every Saturday, they form a lengthy queue. Eventually, one u...

【マーケット&オンラインで購入可能】ALLINGTON – Family Farm-

HPより)

100羽/ 1ヘクタールという、広大なところで育った鶏。
調べた中で一番1ヘクタール当たりの数が少ないのがこのファームでした。GMO、Soy-freeの飼料を使っている徹底ぶりです。

購入は、週末のマーケット【Farmers Market on ManningSubi Farmers MarketFreo Farmers Market】などで可能!(こちらに詳しい記載があります!)
オンラインでも購入可能です。

【追記:2025年3月】Mannin Road Farmers Marketに行ってきました!
偶然立ち寄った場所が、このファームの卵でした!看板も何もなかったのでわかりづらかったです笑

卵の隣に、ソーセージや肉も販売していてまた機会があったら試してみたいです!

12個の卵は特にサイズの指定はなく、ミックスされています。ミックスと言っていますが、ざっくり見て大きさはL~XLくらいだと思います!

【スーパーで購入可能】Golden Eggs

スーパーでよく見かけるGOLDEN EGGS
GOLDEN EGGSは、さまざまなタイプの卵を育てていて、Cage Freeから1500羽 /1ヘクタールの卵まであります。写真の右側のFree Rangeは、10,000羽/ 1ヘクタールだとHPに記載がありました。

【スーパーで購入可能】Sunny Queen Farms Free Range Eggs

オーストラリア全土で販売されているブランドで、フリーレンジ卵を提供しています。
ファームはQLD(クイーンズランド州)にあり、HPではファームのライブ映像も見ることができます!(鶏が歩き回っていてかわいい!笑)

HPには、外では1500羽/ 1ヘクタールと記載があります。このファームもCage FreeからOrganicまでバラエティある卵を取り扱っています。

【スーパーで購入可能】 Margaret River Free Range Eggs

Margaret Riverにある家族経営のたまごファーム。
現在はファームでの直接販売はしていないようで、パース近郊ではIGAで購入することができます。(詳細はこちら
わたしはウールワースでよく見かけるので、パース近郊のウールワースにはあるのかもしれません。

HPを見てみると、たくさんの農業章を受賞しているようですが、ファーム自体の詳しい内容は見つけられず。30年以上続けている歴史の長いファームです。
パッケージには8500羽 / 1ヘクタールと記載あり!

【スーパーで購入可能】 Yallamundi Farm

QLD州にある、Yallamundi ファーム

750羽 /1ヘクタールで育った卵は「Certified – Organicの飼料を食べて育った」HPに記載がありました。
このファームではこのほかにも、Pasture-Raised(放し飼い)の卵も販売をしています。ウールワースでわたしが見つけたのは、このOrganicだけでしたが、他のスーパーで見かけることを期待したい!

【スーパーで購入可能】 Hill River Free Range

WAの北にあるJulian Bayにファームがある、Hill River
HP、Facebookをさがしても、ファームの場所以外詳しい情報は載っていませんでした。もしかしたらローカルだけなのか・・・ちょっと不明です。

パッケージにも目立った記載はありません・・・

【スーパーで購入可能】 The Good Farmer

パースから北にあるGingin(ジンジン)というところに位置すると書いてあります。
パッケージにも1500羽 / 1ヘクタールと記載が・・・

実はこの会社、CF Farms(旧Snowdale Holdings)は、意外と問題のある会社・・・。

2017年に「Free Range」だと虚偽表示して罰金を課せられて、その後2018年に社名を変更しました。
さらに、2020年には鶏のふんや死骸をずさんな処理方法で廃棄したとして、環境保護命令の条件に違反。2024年に罰金が命じられました。

調べていて、普通に・・・「なんで何回も繰り返すのか??」と疑問に思いました。

家族経営であるこの会社。記事の中には、「CF Farmsは、西オーストラリア州のスーパーマーケットで販売されるフリーレンジ卵の大部分を供給している」と記載があります。どのフリーレンジ?という詳しいことはわかりません。

ちなみにこの会社は「Eggs By Ellah」という名前でも卵を販売しています。これは、昨年Farmers Market on Manningでも見かけたことがあります。マーケットでも売られていると知ってから、購入しなくなったので今はどうかわかりません。社名を変えたり、卵のパッケージを変えたりして販売していますが、要は同じ卵だそうです。

【スーパーで購入可能】Hens Of the Earth

Woolworth でみつけて写真をとりました。
「Pasture Free Range」って書いてあるし、良さそう!と思って検索したのですが、ファームの名前と場所が見つけられませんでした・・・。HPもないし、全く情報がない!と思ったら、上記のThe Good Farmer と同社だという記事を発見しました。参照はこちらここにも同社の卵が隠れていました。

パッケージには500羽 / 1ヘクタールって書いてあります。
でも “Product of Gingin”で、この会社は Beermullahに位置する・・・?(Ginginまでは車で20分くらいのようなので近いといえば近いですが・・・)もう何が本当かわからなくなってきました笑

【スーパーで購入可能】Woolworths Free Range Eggs &

Woolwoth Free Range Eggs

Coles とWoolworthsは自社ブランドで、Free Rangeのたまごを取り扱っています。
とくにHPはありませんが、パッケージからは10,000羽/ 1ヘクタールだと読み取れます。

しかし、ファームの場所やファームの環境、何社のファームの卵が1パックに混ざっているか、などの詳細は不明です。

【スーパーで購入可能】ALDI Free Range Eggs

ディスカウントスーパーALDIでも、フリーレンジ卵が販売されています。Woolwoth 同様10,000羽/ 1ヘクタールとパッケージには記載がありますが、詳細は不明。


とっても長くなってしまいました!
ここまで読んでいただいた方、ほんとうにありがとうございます。

卵は、食卓には欠かせない一部になっていると思います。
口にするもの、特に異国の地にいるわたしたちの体を作るのは自分であるということ。この意識から、ここまで調べてみました。気にしすぎと言われたらそれまでかもしれません。でも知っていると知っていないでは大きな違いがあるということ、商品の「パッケージ」だけではないその裏側があること、を忘れずに買い物をしていきたいところです。
わたしもまだ調べて足りないことがたくさんあると思います。最新の情報がある場合は追って追記していきたと思います。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

参考:https://www.hopeforanimals.org
https://www.ethicalfood.online/2021/12/221547.html
https://www.mothers-egg.com/aviary.html
https://globe.asahi.com/article/14951063

https://www.jpa.or.jp/keiran_root/
https://www.choice.com.au/food-and-drink/meat-fish-and-eggs/eggs/articles/what-free-range-eggs-meet-the-model-code
https://www.watoday.com.au/national/western-australia/false-labelling-of-free-range-wa-eggs-costs-company-more-than-1m-20170725-gxi89r.html
https://ethical.org.au/companies/1979?utm_source.com

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