Where are you from? から考えるアイデンティティ迷子

オーストラリア
オーストラリア英語

最近気になること。

“Where are you from? ”という聞き方。

オーストラリアに来たばかりのときはそれほど気にしたことはありませんでしたが、

最近この言葉が妙に引っかかる。

 

いろんな人と話していてそれほど気にしていない人も、すごく気にしている人も…。

さまざまな人がいるなぁと思いました。

わたしもオーストラリアにきてから、「アイデンティティ」について考えることが多々あります。

 

今回はそんな “Where are you from?”から思うわたしの独りごとです。

 

自分の「日本人力」はどのくらいなのか

私は日本で日本人の親に育てられ、日本で育ち、学校に行き、社会に出ました。

100%日本人の生活を送ってきました。

オーストラリアに住んで約4年目になりますが、それでもこの3年間というものはとても大きく、今この状態で日本に帰ったら日本の社会に馴染めるか、友達に変に思われないか、と少し不安だったりします。

 

それでもオーストラリアにいても、

やっぱりエスカレーターは片方にだけで乗るし

電車の中では電話はしたくないし、

やっぱり台所やお家の中は綺麗にしておきたいし、

家では靴を脱ぎたいし。

歩道を歩いていて車がきたら、小走りしちゃうし。

 

そして何よりお味噌汁飲んだら、はぁーってなるし笑

どこにいても「ああ私はやっぱり日本人だな」と思ったりもします。

 

だから正直言って、「自分のアイデンティティ迷子」なのかなと思います。

…もちろんミックスの人に比べたら米粒ほどの気持ちだと思いますが。

 

よく聞かれる質問、「どこから来たの?」

マッサージをしているときや、日常生活でもいろんな人から聞かれるこの質問。

見た目が完璧アジア人なので、話のきっかけに聞いてくれる人が多く、ありがたいと同時に「面白いな」と思いました。

“Where are you from ?” あなたはどこから来たの?

 

日本だよ、と伝えると

「おー寿司!」とか

「日本に行ったことがあるよ」とか

「わたしの息子の嫁が日本人なの」(これ結構ある)とか

「日本はいい国だって聞いたよ」とか・・・いろいろ会話を広げてくれるみなさん。

 

大体ポジティブなことしか言われないので…笑

 

何にも日本に関連のない人でも、「いつか行ってみたいと思ってるよ!」とか言ってくれるので言葉の運びがうまいのがオージーだと思っている。

 

ただ、「Where are you from?」を読み解いていくと。

「この人は現地の人ではなさそう?」

「どこの国の人なのかな?」

「ここで何をしているのかな?」

「わたしが旅行で行ったことのある国の出身かしら?」

「なにか共通点がありそうかな?」

という心理が働いていてのこの質問なのか?と思いますが。考えすぎかしら。

 

じゃあ、180度視点を変えて例えば。

アジア人・日本人の見た目だけど、オーストラリア育ちで英語しか話せなかったら?

見た目は西洋系っぽい、肌の色ダーク目だけど、英語は全く話せない&実は別の国育ちだったら?

 

その人たちにとって、この“Where are you from ?” はどう解釈したらいいでしょう・・・?

「Where are you from? 」がその人をどんな気持ちにさせる?あなたならどう聞く?

 

この「Where are you from? 」と聞くことで、その人がどんな気持ちになるのか?という質問。

 

もし相手が現地(オーストラリア)で育った人なら、「え、ここ出身だけど・・・。」となるのも当たり前。

 

というのも、その相手があなたのことをローカル出身だと思ってないない、から聞くようなものだとわたしは解釈しています。。。(遠回りに失礼)

 

これはミックスの人たちにも当てはまるのでは?

また、オーストラリアで日本人両親に育てられた人たちにも当てはまるのでは?

 

いまでこそ「多様性」など叫ばれたりしている社会だから、こういう風に私が疑問に思ったのもあるんだけど。

現在のオーストラリアの高校は、クラスの半分くらいがミックスであることも珍しくないよう。(友達談)

 

こういう時代だからこそ、

いろんな背景があって、同じ場所に居合わせることを理解してほしい、とちょっと思ってしまう。

 

でもこれってオーストラリアだけじゃなくて、日本でも言えることだと思う。

まだまだオーストラリアほどではないけれど、ちょっとずつ日本の外から生活しにきている人も増えているのが現状。

 

自分のアイデンティティをどこに置くかはその人次第。だから、ちょっとした一つの聞き方でも気をつけた方がいい時代になってきているのかな、とも思います。

 

だからといって、「Where are you from? 」を聞くなとは言わないけれど。

聞いた後に「現地出身だけど。」と言われたときの反応は用意しておきたいところ。

 

シンプルだけど、おお!なるほど、と思った言い回し

わたしがマッサージをしていて時々遭遇する、こういうことを全て考慮して言葉を選んで話してくれるクライアントさんたち。

その中でも、おお!!こういう聞き方もあるのかと思った場面があったのでぜひご参考に。

それは

「Is your family here??」という聞き方。

「あなたの家族はここにいるの?」

 

「一人でオーストラリアにいるの?」

「それとも家族と一緒にいるの?」という、かなーり遠回しな聞き方です。

 

よっぽど複雑な状況でない限り、この質問が「Where are you from? 」とイコールになるような気がします。

ぜひ使っていきたい!

How do you identify yourself?

 

話は戻りますが、「長いこと日本を離れること」が思っている以上に自分の言動や考え方に影響を与えるような気がします。

 

オーストラリアに慣れよう慣れよう!と頑張るが故に、敬語は忘れるし、日本語もうつろうつろになるし。日本食を毎日食べられるわけではないので、味覚の繊細さも失われるし。

 

それでもオーストラリアには「何かフィットしない」、私の中の日本人らしさが残ってしまうジレンマ。

そんな最中にいる人に少しでも気持ちよく会話をしてあげようと思っているわたしからのささやかなつぶきでした。

 

※この記事は完全に個人的目線になっています。ご了承ください!

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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