【攻略編】Longlastミルクとオーストラリアの牛乳の種類 - トビー日記

【攻略編】Longlastミルクとオーストラリアの牛乳の種類

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わたしが日本で気が付かなかっただけなのか、日本にはなかったのかわからないですが、ミルクの種類が日本と違う?と感じたオーストラリア

常温で置いてある牛乳にびっくりし、さらに賞味期限もありえないくらい長いことにびっくりし。
オーストラリアではこの「ロングラストミルク」と呼ばれる牛乳が店頭に普通に並んでおり、だいたいシリアルとかと同じ並びに置いてあります。

何が違うの???涙

今日はみんなを困らせる牛乳についてつぶやいていきます。
(今回はプラントベースミルクはあえて省いています!)

【・・・とその前に】牛乳の作られ方をざっくりおさらい

牛からとられたミルク(通称:cow milk)は、発酵を止めるためにすぐに熱して殺菌をされます
殺菌をすることで、バクテリアなどがいなくなり安全に人が飲める状態になるんですね。

この工程で何度で」「どのくらい」「何か加えるか」という基準で、牛乳たちは分かれてきます。

オーストラリアにある牛乳の種類多すぎて、スーパーでポカーンとしていた私・・・笑 
もっと早く知りたかった笑

ロングラストミルクとは?

オーストラリアであるロングラストミルク。
冷蔵コーナーではなく、シリアルあたりに並んでるこんな感じのパックに入っているミルクをみたことがありませんか?

常温で保存できるこのミルク。未開封時で賞味期限が3ヶ月〜6ヶ月ほどと、長期保存に適しています。
度開封したら普通の牛乳と同じく、冷蔵庫に入れないといけません。

今(2022年3月)、私の住んでいるパースは東側からの物資の運輸が途絶えていて、スーパーの棚はガラガラ。そのためこういうロングラストミルクがあると、重宝しますね。

呼び方は「ロングラスト」や「ロングライフ」などいろいろと名前が違いますが、同じ牛乳のことを指します。

ロングラストミルクの作られ方

なぜそんなに長持ちできるミルクを作ることができるのか?

それはUHT(Ultra-Heat Treatment)という方法を使って殺菌をされるから。

140度ほどで2秒ほど殺菌することで、牛乳の中の菌をほぼ死滅させることができます。
そのため保存が6ヶ月ほどできますが、高温で処理されるためタンパク質の変化や若干の栄養素の欠如があります。

この殺菌方法がは、Full-fat(フルファット)、Reduced- fat(低脂肪)、Skim(スキム)、Modified(モディファイド)などで使用されます。

日本にもある?

私が日本にいた時はあんまり見かけた記憶がないので、このミルクは海外だけなのかと思っていました。
調べた感じ、現在はいろんな会社が販売しているようです!
店頭にもならんでいるのかな・・?次に日本に帰ったときに見てみたいところ!

オーストラリアで見かけるミルク

オーストラリアで売られているミルクはこんなかんじかなー。日本より少し種類が多いように感じます。

フレーバー付きのものは、日本の方がバラエティが多いけど、牛乳自体の種類はオーストラリアの方が多いような印象を住んでいて受けました。

Full-fat(フルファット)

Full-fatミルクは製造過程で74度で15秒ほど殺菌され、脂肪が牛乳の表面に上がってこないようにと脂肪分離されているのが特徴。

脂肪分はだいたい3.8〜3.2%であることが一般的。

Low-fat(ローファット)・Reduced-fat(低脂肪)

脂肪分は1.5%以下であるものの、必要な栄養素はfull-fat と同じと言われているこのミルク。

カルシウムが普通のミルクより微量に多いです。
こちらもFull-fat 同様に74度で15秒ほど殺菌されます。

なかにはLite(ライト)牛乳と書かれているものもあるんですが、ローファットと同じ分類です。

Skim(スキム)

Fat-free(ファットフリー)とも呼ばれるこの牛乳。

0.15%以下の脂肪率まで下げていて、ビタミンも豊富だとか。

いろいろ調べた記事の中では、砂糖の量が他のものよりも多い、と書いている人もいたんです。実際に同じ会社の牛乳で比較してみてもそこまで変化はありませんでした。2g違いとか・・・。

だからそこまで気にすることはないのかも?

Lactose-reduced ・Lactose-free milk(ラクトースフリー)

ラクトース(乳糖)が取り除かれているミルク。

私たち日本人はほとんどの人がラクトースに対する耐性が世界的にみて低いと言われています。牛乳をのんでお腹を壊すのはそのため。(Lactose intorelance って言われ、特にアジア人に多いよう。)

わたしもいつも飲むときはこの牛乳です。気のせいか、他の牛乳よりも甘い気がして笑 
飲みやすいので試してみてね。

Flavoured(フレイバード)

コーヒーフレーバーのミルクとか見たことありませんか?!

いちごミルクとかバナナ味とかいろーんな種類ありますよね?!

これがFlavouredミルクです。個人的には結構飲んでいる人を見かけるのですが。

実際に買ったことはありませんが、チョコレートフレーバーとかあっておもしろいですね!



Fortified Milk (フォーティファド)

「カルシウム増量」「低糖」などと書いてある牛乳は大体このカテゴリーに入ります。

普通のミルクにいろいろ足していくことで、High-protain(ハイプロテイン)やHigh-vitamin(ハイビタミン)などの牛乳を作り出すことができます。

これはfull-fatやlow fatの牛乳にカルシウムやビタミンなどが追加されてできています。

Buttermilk(バターミルク)

ヨーグルトに似ている液体の残るバターのようなテクスチャーです。

そのまま飲んでもいいし、料理に使ってもいいし。

実際に調べてみるとバターミルクをつかったレシピがいろいろ出てきます。若干酸味が残っているので、直接飲むのは少し抵抗があるかも・・?

Concentrated Milk

Condensed milk(コンデンスミルク)がこの代表的なものですね。

またそのほかにパウダーミルク(粉ミルク)もこの同じ製造過程で作られているようです。文字通り”凝縮したミルク”ですが、牛乳の水分を蒸発させて、固形分だけ残したミルク。工程が終わった後は、缶に入れられて保存がされます。こうすることで殺菌効果があるそう。

製造工程と保存方法によって、長く保つこともこのミルクの特徴です。開けていない缶だと6ヶ月ほど保ちますが、一度開けてしまうとすぐに使い切らないと悪くなってしまいます。

製造の過程でラクトース(乳糖)がカラメル化することで、ほんのり黄色がかっています。また、砂糖が保存料として使われているため、”甘いミルク”の印象がある人も多いのでは?

Raw Milk

殺菌を含めて何の加工もしていないミルクのこと。

牛からとれたミルク、そのまま!の牛乳をRaw Milkと呼びます。ただ殺菌をしていないので、バクテリアから病気にかかるリスクもあります。

オーストラリアでは安全管理の関係でraw milk を店頭で売る、ということは違法だとか。安全を保証できないから、ということだそう。

ミルクは私の住んでいるWA(西オーストラリア州)でも違法だよ、とこのページに書いてありました。

Raw Milk
Risks of consuming raw milk products

昔見たNetflix にあるドキュメンタリーで ”Rotten”という番組があるんですが、そこでも”Milk money”というところで牛乳のことも触れられていますね。

A1/A2 Milk

牛乳やチーズなどに含まれるβ(ベータ)カゼインと呼ばれるタンパク質がこの牛乳の種類を分ています。このβカゼインはA1とA2と分けられていて、60%のβカゼインはA2に含まれています。

どのくらいのA2がどの牛乳に入っているかというのは、牛の種類によってちがいます。

A1 βカゼイン;北ヨーロッパ出身の牛、ホルスタイン、フリージアン、エアシャー、ブリティッシュショートホーンという牛たちの牛乳に含まれていることが確認されている
A2 βカゼイン:フランス、南フランス出身の牛、ジャージー、ガーンジー、シャロレー、リムーザンなどに含まれています。

もうここまで来るとわたしもわからない・・・笑

・・・で、何が違うかというと。

通常のミルクはA1とA2がどちらも含まれているんですが、 A2だけが入った牛乳を摂取した方が健康にいいよと言っている研究もあるんです。
A1が入っていると体に危ないとか・・・。ただ、それを証明するのには今は十分な証拠がなく、結局なところA1とA2どっちも入っているのを飲んでいたとしても健康に害はないということらしい。

・・・だからあんまり気にしない人には関係ないけど、栄養面とか入っている材料とかを気にしている人は論文とか読んでみてもいいかもしれません。私もちらっと読みましたがなんだかわからなくなって、結局そっと閉じました。笑

【ボトムライン】「殺菌方法」と「種類」の足し算をしてスーパーで迷わない!

基本な牛乳の種類はこんな感じで、これにどの殺菌方法とどんな種類のミルクを混ぜてできあがり!というので種類が増えているような印象です。

例えば、「LonglastでFull-fat」とか「LonglastでSkim」とか、「LonglastでLactose-free」とか。

この基本さえ押さえてしまえば、スーパーで迷うことはありません!あとは迷うとしたらプラントベースかな・・・。

個人的にはLactose-free(ラクトースフリー)が一番好きで、お腹もゴロゴロしないのでよく飲んでいますが、やはり値段から言うとfull-fat(フルファット)よりは若干高め。料理のレシピによって変えてみてもいいし。いろんな楽しみ方がありますね。

今度はプラントベースミルクもつぶやいていきたいなーと思っています!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【References】

https://www.dairy.com.au
https://www.healthline.com/nutrition/a1-vs-a2-milkhttps://www.betterhealth.vic.gov.au/health/conditionsandtreatments/raw-unpasteurised-milk

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