最近、ツイッターや領事館からのメールで
「暴力を振るわれた」「物を盗まれた」などの被害を目にする機会が増えました。
わたしもパースに来たばかりの頃は危ない地域や言動に気が付かずに、被害に遭いそうになったことがしばしばありました。
他の記事にも書きましたが、電車バスを利用することが多いわたし。
仕事の関係上、暗くなってから帰ることも多いので日頃から気を付けていますが、それにしても夜道は本当に怖いです。
今回は、オーストラリアは日本より危ないことや昔体験した経験談をつぶやいていきたいと思います。
日本より安全な国はないと思ったほうがいい
よく言われていることだと思いますが、日本は安全な国です。
お財布を落としても、中の現金やクレジットカードがそのままの状態で戻ってくることも少なくありません。
オーストラリアに来て感じたのは、
日本人は民度が高い!!笑(拍手!)
これはきっと長いこと住んでいる人なら感じることだと思いますが、
・路上で無駄に叫んでる人がいない
・お店の陳列の綺麗さ
・人がきちんと列に並ぶ
・フードコートでお皿をちゃんと返却口に返す
・自動販売機があっても壊されないで置いてある
など、他の国ではできないことが、日本人にはできます。
逆にそこで育った日本人は、これが「世界のスタンダード」と思いますよね。
悪い言い方をすれば、「平和ボケ」
この状態で海外にくると危険です!
パースに住んで5年目。(ワーホリ時期を入れると約7年間)
初めの頃はだいぶ怖い思いもしました。
Northbridgeのサンチュロで(ローカル笑)、 窓が空いている窓際に座っていたら
路上から鞄取られそうになったこともあります。
変なおじさんに図書館から後をつけられたこともあります。
でもそんな思い出でオーストラリアが嫌いになってしまったらもったいないですよね。
だからこそ自分の身は自分で守れりたいし、守る手段もあります。
【注意した方がいいこと】夜道を歩くとき
パースはご存じのとおり、普通のお店は5時に閉まります。
ColesやWoolworthは9時までですが、街は5時以降人通りが少なくなります。
特にこれから冬になるパースは、6時に真っ暗。
基本的には、慣れていない場所やシティを暗くなってから歩くのはオススメしません。
私もやはり何年住んでいても&どこまで気をつけていても怖いですね。
わたしの場合、夜道を一人で歩くときは以下を徹底しています。
・携帯は手に持たない(ライトで人が歩いているとバレる&携帯がエサになる可能性大)
・長い髪は結んで、女性だと分かりづらくする
・人通りのない場所を歩くときは、フードをかぶる
・基本早歩き
・イヤホンで音楽は聴かない、もしくは音量小さめにして周りの音や後ろからの足音に気づくため
・家の鍵を握りしめて、何かがあった時の武器にする
長い髪をバサバサして歩いていると、女性だということが遠目からでもわかってしまうので標的になりやすいです。髪を結んでフードの中に入れてしまえば、ぱっと見では女性か男性か分かりづらいですよね。
Air podsなど、ノイズキャンセリングしてくれるイヤホンは、夜道では危険です。せめてキャンセリング機能をオフにするか、音を小さめにして周りの音に敏感になるようにしましょう。
万が一、背後から人が近づいてきてもこれがあるなしでは全然違います。
携帯を手に持って歩くのは、相手にエサを与えているようなもの。
街灯の下ではまだマシですが、真っ暗な歩道ではかなり目立ちます。
使用するのは最小限にして、あとはカバンにしまい早歩きが一番です!
あとは、誰でも持っている家の鍵!(オートロックの方は例外?!)
鍵を手の中で握りしめて武器にします。
こんな感じ
「もし攻撃されても自己防衛のために、無抵抗よりはまだマシ」と友達から言われ。
私も夜は握りしめて歩いています。実際に使う場面に出くわしたことはなかったですが、早く知っておけばよかったなと思いました。
日中にこんな感じで歩いていたら、なかなか怪しくみえますが・・笑
家に安全に帰るためにはこのくらいしたほうがいいと思います。
【注意した方がいいこと】自分の行動範囲で危なそうなところを把握しておく
学校への通学や仕事の通勤の途中で、ここの雰囲気嫌だなーって思うところを把握しておく。
\危なそうなところには近寄らないのが一番です/
何もしてなくて、ただ歩いているだけで声をかけられることは多いので、自分を守るための一工夫かなと思います。
コロナになってからシティにはあまり行かなくなったのですが、私の知っている範囲でいかに記述してみます。
【一人で歩くときは気をつけたほうがいい場所たち in city】
・シティのキャクタス前あたり
・Northbridge全体
・East Perth側のHay st全部
・Barrack St のWellington st からHay stの間
・Wellington st のYMCAの前あたり
・マクドナルドとハングリージャックス
・パースシティ駅周辺全般(とくに図書館付近)
わたしの行動範囲でもあるFreo周辺だったら、
【一人で歩くときは気をつけたほうがいい場所たち in Freo】
・Freo駅前全体
・Targetの前のバス停付近
・Freo Market の前のバス停からホスピタルにかけての通り全体
・ちょっと入った小道全部(曖昧 笑
まぁ、Freo自体あんまり治安は良くないんですけどね笑
他にもなにか思い出したら書いていきますがとりあえずこんな感じ。
ここに書いてないから危なくない、とかそういうんじゃなくて。
基本危ないレベルからさらに危ないところを参考程度に独断と偏見で挙げてみました!笑
長い間住み続けているとだんだんわかってくると思いますが。
はじめのうちは周りに注意を配りながら生活するのがいいと思います。
とくに
路上に座ってたり、叫んでる人のそばには近寄らない、じっと見ない、これは鉄則です。
とくに気になるから見てしまうと、
What are you looking at!!?と、始まる可能性があるからです笑
見ない=全く関心がない、の印で近寄ってもこないのが経験上。…もちろん例外もありますが。
【注意した方がいいこと】電車にのるとき
これは電車のライン、乗る時間などによって変わってくると思います。
ローカルの中でもなかなか注意が必要なのが、Armadale/ Thornlie line。
このライン上は昼夜か変わらずに注意が必要です。わたしも極力なら乗りたくない線・・・。
また、個人的に気をつけているのが、電車の車両の端っこには座らない!ということ。
日本(東京)の感覚だと、端っこ is the best!!みたいなところがあるような印象。
パースに限ってですが、少し危な目な人って端っこにたむろすイメージ。
わたしは、よっぽど混んでいたりしない限りはできるだけ真ん中近くに座ることが多いです。
【注意した方がいいこと】バスにのるとき
SOR (south od river) の話ですが。500番代のバスは基本的に危険なことが多いイメージ。(かなり偏見だけど)Rockingham 行きのやつは特に。
それと長い距離を走るバスも、あまりいい思いをしたことがありません。
元バスの運転手だった同僚曰く、バスの運転手は乗車拒否ができないルールらしい。
それにお金がない、現金を持ってないと言う人も乗せざるを得ないとのこと。
彼は行き先によっては結局10ドル近くかかるので、それは低所得者の人にとっては大金で可哀想だと言っていました。
これについては色々思うところはありますがそれは置いておいて。
そういえば、このあいだ面白いことを知ったんです。
この本はパース出身の方が書いていて、オススメになってたから読みはじめたのがきっかけ。
そしたらなんと、こんなことが書いてあるじゃないですか!
「中高生時代はバースの後ろに座るのがCoolと言われている。
少しまじめなオタクたちはみんな前に座るから、後ろに座っていないと友達ができづらい」
・・・・!??!?!?!?
なんと!
パースにはこんな習慣があるのか。
外から来た人にはわからないローカルネタ!
だから、というわけではないですが。
パースで幼少時期を過ごしたひとはそういう考えが根本にあり、自然と後ろの席に座るんでしょう。
よく考えると私の若い時もそうだったかなー。 まぁ、とりあえず、音楽爆音で流している若者は大体後ろに座っていることが多いです。
ちなみにこの本。難しい英語も使われていなくて、しかもオーディオブックで聞くとパース訛りの英語が聞ける(実際に彼女の声)ので英語の勉強にかなりおすすめ!途中で涙あり・・・
わたしは、図書館のLibbyというアプリから借りました!
\ここを参考にしてみてね!/
【経験談】友達が殴られて携帯をとられた
むかしむかし、パース市内のRoe Stにバスターミナルがあった時代の話。
知っている人はパース歴長いはず笑
今はYaga Square とかバスポートのビルがある場所は、昔大きなバスターミナルでした。
バスの行き来は多いですが、何せ夜になると治安が悪く気をつけなければいけない一つの場所でした。
7、8年前のわたしの友達のはなし。
暗くなり人通りもまばらな時、1人で携帯片手にバス停で待っていたそう。
そうすると数人の若者が近寄って来て、いきなり彼女の顔を殴って携帯を奪って逃げていったと話します。
あまりのショックで身動き取れず、携帯もないので連絡も取れず。
少し気を落ち着かせてから歩き出して助けを求めたそうです。
幸いにも少し離れたところにいた人が助けてくれ、無事にホームステイ先の家まで送ってくれたそう。(その頃はUberは主流じゃなかったので)
やはり取られた携帯は帰ってくるはずもなく、何よりもそんなことがオーストラリアで起こったショックが大きかったらしく、残念にもその後すぐ帰国してしまいました。
この話は、ワーホリだから・留学生だから・アジア人だからとかそういう理由じゃなくて、普通にローカルの人にもありえるし、よくニュースでも見かける話です。
「夜」「一人」「携帯持っている」というキーワードは本当に怖いんです。
【経験談】ケアンズ バスで背後から物を盗まれる
こちらはわたしが目撃した話。
わたしが初めてオーストラリアに来たのは実はケアンズなんですね。
13年前くらいにケアンズに一人で留学したことがあり、その時の話が忘れられない。そして後悔の気持ちも込めて。
バスに乗って家に帰るとき、バスの中はガラガラでした。
前方に数人と、通路挟んで隣に座って居眠りをしている男性。その男性の背後に2人が座っていました。
コクコクと眠りに入っている彼。彼のカバンは隣の席に置いてあります。
わたしは何気なく外の景色を見ていたのですが、視界の横あたりでなにやら動いている様子が…
なんと!
その男性の背後の2人が、手を伸ばして彼の鞄の中を漁っている様子!
お財布だけ抜き取って、チャックをしめたんです。もちろん寝ている彼は気づいてない。
その2人は笑いながら、次のバス停で降りていってしまいました。
わたしは怖くて固まってしまい何もできませんでした。
今考えれば、そこで一言声をかけるとか何かできたはずなのに。何もできなかったわたしを今とても恥ます。
これから、バスでも電車でもカバンから手を離さない(体の一部にはどこかに触れているようにする)ようにしました。
またそれよりも、何よりも、寝ない!!
日本では電車の中で寝れるのは安全だからで、正直他の国ではどこでも寝られません。危ないから。
日本の感覚ではいられないことを肌で実感した瞬間でした。
【経験談】タバコの空箱を頭に投げられた事件
これは私がまだワーホリでパースにいたときの話。
訳あって3泊だけバックパッカーホステルに泊まらなくてはいけなかった時がありました。
このときに相部屋だった女の子達とパースの市内にご飯を食べに行ったときの話。
パースの市内のWi-Fiを使うために、駅前のキャクタスあたりに座って携帯をいじっていました。
そうすると、見知らぬ男性が奇妙な声を上げながら一緒にいた女の子の近くに寄ってきます。
もちろん気味が悪いので女の子は逃げます。そうすると走ってついてくるじゃないですか。
女の子一緒に逃げる私たち。
そんな中、
その男性が投げたタバコの空き箱が
わたしの頭に見事に直撃!
漫画みたいな、アニメみたいな…本当の話。
思わずおかしくて笑ってしまいました笑
空き箱だったし、全然痛くなかったからよかったですが。
それにしても、男の人に追いかけられたらやはり怖いですよね。
夜にシティ内(しかもキャクタスのところ!)に座って携帯いじるなんて笑
今じゃ危なくて絶対しません笑
ここじゃ書きませんが、
駅反対の図書館前でも嫌な思いしましたし、日本じゃあり得ないこともたくさん経験しました。
こうやっていろんなことを学んでいくのですが、やはり怖い思いはしない方がもちろん良いので。
わたしの話も参考になれば嬉しいです。
【番外編】イタリアのPocketpickingってこんなかんじ
わたしのパートナーはイタリア人なのですが。
この間、スリって怖いよねーみたいな話をしていたときに、こんなYouTubeを見せてきました。
これはだいぶ昔の映像だしブレブレだし画質悪いし、でかなり見づらいんですが笑
ヨーロッパ行ったことある方ならご存知かもしれませんが、Pocketpicketing(スリ)が当たり前。
普通に行われているそうで、かなりショッキングな映像。。。普通に歩いている人のポケットを狙うなんて・・・!
彼曰く、子供や妊娠中の女性が行うのは逮捕されても、法律的にjailには行けないから。
他の動画でもPocketpicketingが多く挙げられているんですが、アクセントのあるイタリア語を喋る人たち。移民の方が多いようです。
オーストラリアはここまでとは言いませんが、やはりこれを見ると日本はなんとも幸せな国だなぁと。
危機感が違うので、海外に出てびっくりしたり、日本人が標的にされるのも当たり前ですね。
こんなこと書きながらも、先ほど知らない人に話しかけられてお金をせがまれました笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。