オーストラリアのスーパーでは日本で見たことがない商品がたくさん!
砂糖もそのうちの一つですよね。
日本の砂糖よりも種類がものすごく多くて、何が違うのかよくわからない・・・
ということで、これらの砂糖を比べてみたよ!
- 砂糖ができるまで
- 【スーパーで迷わない!】オーストラリアの砂糖の種類
- White sugar(ホワイトシュガー:上白糖)
- Caster Sugar(カスターシュガー)
- Brown Sugar(ブラウンシュガー)
- Dark Brown Sugar(ダークブラウンシュガー)
- Icing Sugar(アイシングシュガー)
- Raw Sugar(ローシュガー)
- Muscovado Sugar(マスコバドシュガー)
- Coconut Sugar(ココナッツシュガー )
- Coffee Sugar(コーヒーシュガー)
- Jam Setting Sugar(ジャムセッティングシュガー)
- Demerara Sugar(デメララシュガー)
- Rapaduara Sugar(ラパデュラシュガー)
- その他:低GI値シュガー
- Golden Syrup ゴールデンシロップ
- Treacle
- 砂糖の種類は自分が何を気にするかで選んだほうがいい
- まぁ、いろいろいっても砂糖は砂糖
砂糖ができるまで
砂糖の旅はサトウキビ、もしくは砂糖大根(てんさい)からはじまります。
英語でサトウキビはSugar cane、砂糖大根をSugar beetと言います。
有名な甜菜糖はSugar beetと呼ばれるもので、マクロビオテックで摂取が認められているそうですね。
どの砂糖を使われているかはメーカーによって違うので、上白糖やグラニュー糖がどの砂糖からきていると言うのははっきりわからないのが現状です。上白糖でもてんさい糖から作られていることもあるらしいので、一概には言えないですね。
なので、このブログでは砂糖が作られる過程から見て種類を分別したいと思います。
そして、砂糖が作られる過程に出てくる糖蜜。
これはMolasses(モラセス)と呼ばれていて、生成するときにできるミネラルなどの栄養素を含む黒褐色の液体。作られる工程でこの糖蜜の有無とか、量とかによって砂糖の種類が決められるみたいです。
そういえば先日、たまたま彼におつかいを頼まれたものが、こちらがうわさの糖蜜。
500g の結構重みがある。Chemist warehouseで買いました。
入れ物の横を見ると、「甘味の代わりにも使える」「お菓子づくりにもいいよねー」「白湯に入れて生姜と混ぜて飲むのもおすすめよ」と書いてありました。
ふむふむこんなものもあるのかと思いながら、帰宅。と、そこで彼に何でこれが欲しかったのか聞いたところ。「毎日舐めると、白髪に効くらしい・・!」とのこと。最近、モジャモジャのおひげに白髪が目立ち気にし始めた彼。白髪に効く・・・・。でも、あまりにも信じられなかったのでググってみたら、毎日摂り続けていたら約1年くらいで白髪が黒くなってきた人を発見。1年?!?!?!
長すぎやしないか・・・染めた方が早い気もするけど・・・まぁ、経過を見てみたいものですね。
さて、話は戻って糖蜜。
気になるお味は、甘いと苦いの真ん中な感じ。黒飴のど飴に近い味かな。お菓子とかに混ぜたりしたらおいしいかも。でも単体で食べるのはベジマイトと同じ奇妙感が襲ってきます。
【スーパーで迷わない!】オーストラリアの砂糖の種類
オーストラリアのスーパーマーケットで見かけるお砂糖はいろんな種類があって迷っちゃいますよね。
この糖蜜の含まれている量、色、栄養などでいろんな種類にわかれているようです。
用途にあった砂糖を使うのが一番!それぞれの特徴をまとめてみました。
White sugar(ホワイトシュガー:上白糖)
ホワイトシュガーのポイント
・一番ポピュラーなお砂糖
・真っ白なお砂糖
・ピュアだけど、ピュアすぎて栄養がない
一般的に上白糖と呼ばれるもので、英語だと「Granulated sugar」や「Table sugar」と言われているものと同じ。この白砂糖は不純物(糖蜜含め)をすべて取り除き、甘味だけを抽出して作られています。(この過程を精製という)
お肉にはタンパク質、キャベツには食物繊維など、食べ物には本来いろーんな栄養素が含まれています。このホワイトシュガーの場合、本来は必要である栄養素が取り除かれてしまい、残るのは甘みのみ。つまりカロリーしかない砂糖というわけなんですね。
Caster Sugar(カスターシュガー)
カスターシュガーのポイント
・ホワイトシュガーの粒が小さいバージョン
・ホワイトシュガー同様、精製されている砂糖
・お菓子作りに適している
ホワイトシュガーと同じく精製されている砂糖。粒が細かく、溶けやすいのが特徴。
スポンジやメレンゲなどのお菓子作りに適して、グラニュー糖とよく似ています。
Brown Sugar(ブラウンシュガー)
ブラウンシュガーのポイント
・色は茶色だけど、ホワイトシュガーとほぼ同じ
・必要な栄養素はあまりふくまれていない
・湿っているのが特徴
作られる途中で糖蜜が加えられているが、元はホワイトシュガーとおなじく精製されたお砂糖。糖蜜のおかげで少量のカルシウムなどのミネラルが含まれているが、充分な量ではないよう。湿っていて、茶色がかっているのが特徴で、お菓子作りに使われることが多い。
Dark Brown Sugar(ダークブラウンシュガー)
ダークブラウンシュガーのポイント
・ブラウンシュガーの濃いバージョン
・糖蜜の量がブラウンシュガーより濃い
作られる工程はBrown sugarと同じで、違いは糖蜜が加えれている量。通
常のBrown sugarよりも強い風味で、湿っていて、キャラメルみたいな味が特徴。色もブラウンシュガーよりだいぶ濃いため、お菓子に使用した場合、焼き色も濃くなる。
Icing Sugar(アイシングシュガー)
アイシングシュガーのポイント
・ホワイトシュガーがすごーーーく細かくなったバージョン
・精製されているお砂糖
・さらさらしているのが特徴
ホワイトシュガーと同じく精製されている。微粒に細かくしてあるので、お菓子の仕上がりでよく使われます。粉砂糖とすごく似ています。
Raw Sugar(ローシュガー)
ローシュガーのポイント
・工程で糖蜜が残されているので栄養素が残っている
・甘味がしっかりしていて料理にも最適
・粒が大きくザラザラしている
Turbinado Sugarとか、Raw Cane Sugarともいわれるローシュガー。サトウキビのしぼり汁から抽出されていて糖蜜が残されている砂糖。ホワイトシュガーとかブラウンシュガーに比べると作られるプロセスが少なく、粒が大きく茶色がかっているのが特徴。茶色の色はサトウキビの絞り汁から来ている色。砂糖の甘味がすごくしっかりしていて、お菓子づくりだけじゃなくて、料理にも相性がいい!和食づくりに一番適している気がします。
Muscovado Sugar(マスコバドシュガー)
マスコバドシュガーのポイント
・砂糖が精製されていなくて、味がしっかりしている
・ミネラルなどの栄養素も含まれている
ブラウンシュガーに見た目が似ているけれど、マスコバドシュガーは精製されていない。
自然の糖蜜が取り除かれおらず、サトウキビの絞り汁を蒸発して作られている。もし購入が難しくて代用するならRapadura Sugar(ラパデュラシュガー)が◎(Dark brown sugarでも可能)
クッキー、ケーキやお菓子作りにも使われるが、料理にも最適!
Coconut Sugar(ココナッツシュガー )
ココナッツシュガーのポイント
・低GI値のお砂糖で健康的
・カロリーが他の砂糖に比べて高いので、健康だと思って食べ過ぎ注意!
Coconut palm tree(ここやし)から作られていて、低GI値なので知られている。色はRaw sugarと似ているが粒子は小さくて一定していなく、ココナッツの味もない。ホワイトシュガーみたいに精製の過程で栄養を失っていないので、ミネラル、鉄などが含まれている。そのかわりカロリーが高く、フルクトースが多く含まれているので、食べすぎると肥満につながるので要注意。
Coffee Sugar(コーヒーシュガー)
(全然砂糖見えない・・ごめんなさい笑)
コーヒーシュガーのポイント
・コーヒーに一番合うお砂糖(らしい)
・色が使われているので実際はホワイトシュガーと一緒
名前の通りコーヒーに入れる甘味として作られたもの。
粒が大きいため、アイスのトッピングにも使われる。
サトウキビから抽出された汁から作られているので色が茶色だが、実質的にはホワイトシュガーと同じ。少しはミネラルが含まれているが、健康に十分なほどではない。
Jam Setting Sugar(ジャムセッティングシュガー)
ジャムセッティングシュガーのポイント
・ジャム・ゼリーなどを作るときに使うお砂糖
日本ではあまり見かけないこのお砂糖。砂糖にペクチンとクエン酸が加えられていて、ジャムやジェリーを作るとき最適!(やはり名前の通り笑)この2つが入ることで簡単に固まるそう・・・試したことないのでわかりません。
Demerara Sugar(デメララシュガー)
デメララシュガーのポイント
・精製を最小限に抑えられて作られたお砂糖
・全てではないが糖蜜が残されていてほのかに香る
・マスコバドシュガーより軽め
・粒は大きくザラザラ系
サトウキビのしぼり液を蒸発させて作られているが、比較的早い時間で加熱されており、全てではないが、糖蜜が残されている。
マスコバドより軽めで、そこまで湿っていないのが特徴。粒が荒く、コーヒーや紅茶などに用いられることが多く、ケーキのデコレーションやマフィンなどにも最適。
糖蜜のおかげでビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれている。
Rapaduara Sugar(ラパデュラシュガー)
ラパデュラシュガーのポイント
・栄養分が多く残されているのが特徴
・原産地によって名前が違う
・湿っていて粒は小さめ
【別名Panela sugar】2つの違いは大きさ。
・Panela sugar:ブロック型
・Rapadura sugar : 荒くてざらざらした形
サトウキビのしぼり液を低温で加熱して抽出した糖。
ほとんど精製されていないので糖蜜が残っている。マスコバドとよく似ていていて代用も可能。鉄やミネラルがより多く残されているので、風味や旨味があって、料理にも最適。
元々はJaggeryという名前だが、呼び名が違うのは作られている場所や売られている形が違うから。本質は基本同じもの。黒糖はこの一部なので、黒糖に似ているものを探している場合はこの砂糖でOK!
【追記】先日woolworthでPanelaのお砂糖を見つけました!!500g入っていて5ドルなのでもしかしたらラパデュラを買うよりも安いかも?!コロンビアから届いたお砂糖のようです!今回はまだ家にDemeraraがあるので買いませんでしたが、また次回試してみたいと思います!
その他:低GI値シュガー
このほかにLow GI Sugarなるものも見かけました。
オーストラリアでは「Low GI」と書かれいる食品がとても多く売られています。低GIダイエットをしている人用なのかな?!お米やパン、パスタなどの小麦製品によく見かける気がする。Low GIについては食後の血糖値などとも関係していて、調べてみると面白い!興味のある方はサーチしてみてね。
Golden Syrup ゴールデンシロップ
サトウキビやてんさいを精製するときに製造される琥珀色をしたシロップ。
イギリスでは主流みたいですね。こちらオーストラリアでもスーパーに行けば売っています。日本じゃ見あまりみかけないかなー
昔ホストマザーにジンジャーケーキの作り方を教えてもらったときに、これが含まれていて「???」って思ったのを覚えています。蜂蜜みたいだけど、もっと味も色も濃いです。
Treacle
キャラメルのような液体状の砂糖。ゴールデンシロップよりも濃い色でより濃厚な味。
実際に使ったことがないのですが、レシピを調べてみるとプリンやタルト、ケーキなどのお菓子作りに適しているよう。
砂糖の種類は自分が何を気にするかで選んだほうがいい
わたしは、現在はデメララシュガー使っています。でもやっぱり味は全然違うので、いろいろ好みが分かれそう。前にアイシングシュガーを使ったことあるけど、あの甘味がなんか苦手・・・。
目的によって使い分けてもいいのかなと思ったり。ダーク系の砂糖を使ってお菓子を作るとやはり出来上がりは少し暗めになるので、見た目は想像していたのと変わってきますね。
もし栄養や製造されるプロセスのことを考えるならば、ローシュガーかマスコバドシュガーもしくはラパデュラシュガー、デメララシュガーあたりを使いたなぁと思いました。
しばらく使い続けていて思ったのは、やはり料理には個人的にはラパデュラがいいかなぁと。デメララでもいいのですが、粒が大きいので、なかなか溶けづらいのが気になる点。。。笑
まぁ、いろいろいっても砂糖は砂糖
日本食を作るときなどには砂糖はどうしても欠かせないですよね。いろんなバランスを考えてやはり摂りすぎないのが一番!
でもどの砂糖を選ぶかで食後の血糖値も変わってくるみたい?!もうちょっと調べ進めてみます!
最後まで読んでいただきありがとうございましたー!
参照:the Sugar association What Sugar Blog Healthline Nutrition
コメント
初めまして!私の住んでいる中東には、イギリスのwaitroaeというスーパーがいくつかあります。いつも砂糖の種類に悩んでおり、色々と調べていてこちらに辿り着きました!とても分かりやすくて助かります!色々挑戦してみます!ありがとうございました✨
初めまして、いろいろ数ある中からたどり着いていただいたご縁に感謝いたします。日本と違った砂糖の種類、悩みますよね>< きっと中東にもここに載せていない種類がまだあるんじゃないかなーとも思ったり・・笑 少しでもお力になれていたら幸いです!コメントとても嬉しかったです、こちらこそありがとうございました^^ お互い海外生活頑張りましょうね:)