【意外と奥が深い?!】「ニワトリが先か、タマゴが先か」の意味と結論 | トビー日記

【意外と奥が深い?!】「ニワトリが先か、タマゴが先か」の意味と結論

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30代のひとりごとこれなんていう?英語

この間、マッサージの本(英語)を読んでいたら、こんなことが書いてありました。

「不安や鬱などの精神的原因は、姿勢が悪いことから来ているのか、 もしくは、姿勢が悪いことから精神的にも影響が出るかは明らかではない。 要は、にわとりが先か、卵が先か、と言うことです。」

「にわとりが先か、卵が先か」

よく使われるこの表現だけどよくよく考えたことはなかった。

整体の学校に通っていたときに、先生が肩こりの発生順位について同じような表現をしていたので、ふむふむ、とこの本を読んでいました。


日本語だけの表現だと思っていたわたしは、すこしちょっと疑問に思って調べてみると。
この表現って意外と奥が深い・・・?

今日はそんな「たまごにわとりのお話。

【鶏が先か卵が先か】言葉の意味

まず、【鶏が先か卵が先か】という意味について。

「どちらが最初に誕生したか」という因果関係が判断できないときに使われる表現

Wikipediaより

どちらが最初に起こったことか、結論はどっちなのかわからない時などによく使われます。

今回のわたしが読んでいた本の場合は、

精神的悩み←→姿勢の悪さ(肩こりなどの身体的に現れる悩み)

の二つの関係性を示していました。

「不安からくる姿勢の悪さ → 肩こりを引き起こす」それとも「肩こりなどの身体的不快感 → 不安感が起こる」というような比較です。

肩こりかどうかというのは、セラピストとして正直なんとも言えないのが本当のところなのですが。
今回はそこではなく【ニワトリと卵】のお話です。
話を戻しましょう。

【鶏が先か卵が先か】他の言語ではどう表現する?

この表現は日本だけで使われているものではなく、世界的に使われていて意味も一緒です。

英語では、“The chicken or the egg”と使われます。
” Which is the first, the chicken? or the egg?” とよく使われます。

冒頭で少し触れた本には、
” Although it is not always clear which is the chicken, and which is the egg.”
と記述されています。

ちなみに、彼がイタリア出身なので聞いてみると。
やはりイタリアでも普通に使われる表現であることが判明。

イタリア語ではE’ nato prima l’uovo o la gallina?と言われるそう。

またいろいろ調べてみると、

スペイン語では El huevo o la gallina、
中国語では 先有鸡还是先有蛋

などと、各国の言葉で表現があるようですね。日本語だけじゃないこの表現。ますます謎が深まります。

【鶏が先か卵が先か】解釈は?

世の中にはこの「ニワトリタマゴ問題」について詳しく追跡した方々がいて、いろいろと議論になっているようです。

というのも、よくよく辿っていくと、

ニワトリがいなければ、卵は存在しない。
卵がなければ、ニワトリもいない

というところから議論は始まりました。

先に結論から言うと、いまだにその答えは出ていません

それでも詳しくいろいろな角度から見ていくと、どちらにも一理あり。
それでは詳しく見ていきましょう。

【解釈その1】生物学からの観点

「OV-17」という卵の殻を形成するタンパク質からの観点。
このタンパク質がニワトリの卵巣から見つかったことを始まりとして、「これがなければ卵が形成されない!」ということが判明。

→ 生物学観点からの結論:ニワトリが先

【解釈その2】進化論からの観点

人間がいきなり人間のまま誕生していないという進化論からの観点。
それと同じように、ニワトリも進化の過程を経てこの世に誕生したという考え。

また、DNAの形成は親から引き継がれるときに、100%同じのものではなく、
DNAの突然変異によってニワトリも別の生き物から変異を経由して変化してきた。

そのため、ニワトリのはじまりは、”ニワトリのような別のもの”から産まれた卵が、卵の中でおこった突然変異によってニワトリが産まれた。

→進化論観点からの結論:卵が先

【解釈その3】宗教からの観点

キリスト教とユダヤ教の教典には、
「神は鳥を作り、それらに生殖するように命じた」と記述されている。
(聖書には「卵」の記述は一言もないそう)

→ 経典からの結論:ニワトリが先

仏教の場合は、
時間は輪廻する、という考えの元から、
「はじまり」というものはなく、卵でもニワトリでも先に現れたものはない。

→ 仏教からの結論:どちらでもない


もはやこの議論すらも「いやそれはないよねー」と言ってしまう仏教の考え。
確かに、昔「〇〇の生まれ変わり」なんて言葉をよく耳にしますが、これも輪廻から来ている考え。
興味深いです。

【解釈その4】数学からの観点

ある一定期間の間、生まれたニワトリの数と卵の数を調べた。
グレンジャーの因果性予想というものを使用し、結果を導きました。

結果は、

卵の数からニワトリに数は予想することはできるが、ニワトリの数から卵の数は予想することができない という結論に至った。

→数学的観点からの結論:タマゴが先

【鶏が先か卵が先か】まとめ

こちらのYoutubeで詳しく説明されていますが、このお話の結論は「卵が先」というもの。

いろいろな観点から見ても、結論的にはどちらとも結果づけることができないよう・・・。

わたしとしては普段で使っている言葉の裏に、いろんな意味と論争が隠されているのが非常に興味深かったです。またこういう驚きを感じたらつぶやいていきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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