わたしは学生になる以前に1年間オーストラリアワーキングホリデーを経験しました。
しかし正直な話、いまとても後悔をしています。
あまりワーキングホリデーのちゃんとした目的を知らなかったわたしは、海外に行って生活を体験してみたい&英語で生活したい・うまくなりたい!、という理由でビザを手に入れましたが。
今となっては別の道もあったなぁと。
この記事を書こうと思ったのは、
選択の道にいる人にワーキングホリデーの意義をうまく活用してほしい
ほんとうにワーホリがあなたにとって正しい道なのか、考えて欲しいなと思ったから。
どうしようか悩んでいる方に参考になりますように。
まず初めに知っておきたいワーキングホリデー制度のメリットとデメリット
はじめに話しておくと、「ワーホリは絶対したほうがいい!!」に1000票くらい入れたいくらい賛成なわたくし。
ワーホリ を真っ向から否定するわけではなくて、ちゃんと理由や意義を知ってから選択した方が選択肢が広がるよ、っていうのがわたしの思うところです。
はじめにワーホリとは?制度ってどうなの?っていうところをつぶやいていきます。
(わたしが経験したのはオーストラリアだけなので、ここからはオーストラリアのワーホリ事情を中心として話を進めていくよ)
ワーキングホリデーとは?年齢制限は?
まず、ワーキングホリデーとはなぁに?というところ。
ワーキングホリデーとは海外旅行とは違い長期滞在の許されるビザです。
日本国民なら日本とワーキングホリデー協定を結んだ外国に1~2年の滞在許可が下り、その間に就学、旅行、就労と生活することが許されているとても貴重な制度です。
と記載されています。
なので、どこでもワーホリ に行けるわけではなく、日本と協定のある国のみに許されてるビザです。
オーストラリアの場合、日本人は18歳から30歳までの年齢制限があります。(2020年5月現在)国によっては35歳までOKされている国もあるよう。うらやま。(参照:ワーキングホリデー申請条件)
かと言う日本も、一時期は35歳までOK説が出ていたのですが、オーストラリアの政府と農業産業との意見の不一致など、いろいろあったみたいでそのお話はなくなったよう。
ワーホリ のメリット・デメリット
メリットデメリットについてはすごく賛否両論あると思うし、
その人の考え方に左右される部分もあると思いますが。
わたしが思うメリットデメリットがこちら。
[su_list icon=”icon: star” icon_color=”#ffde0f”]わたしが思うメリット
- 自分次第でなんでもできる
- 時間の制限なく仕事ができる
- 国内ならどこにでもいける
- 旅行も自由にできる
- 期限つきで学校も通える
- 特定の仕事をすれば、セカンド・サードビザも取得可能[/su_list]
[su_list icon=”icon: star” icon_color=”#ffde0f”]わたしが思うデメリット
- すべてが自分次第
- 税率がたかい
[/su_list]
デメリットがあんまり思い浮かばなかった・・苦笑
総合して言えるのが「自分次第」と言うことです。
そしてこれがメリットでもデメリットでもあるのかな、と思ったり。
いろんな目的で、いろんな目標を持って、いろんな人がワーホリ にきます。

・オーストラリア一周して色々なものを見て体験したい
・キャリアを積むために仕事をたくさんしたい

・一つの都市にずっと住んで地元密着で楽しみたい
・いろいろな都市を転々として自分に合った場所を探したい
・ファームに行ってセカンドビザを目指したい

・外国人の恋人と楽しい生活をおくってみたい
・海外のお友達たくさんつくりたい!
などなど。
100人いれば、100通りの過ごし方があるからこそ、ワーホリ のおもしろさがあります。
だからこそ、どんな1年間にしたいかは、すべてが自分次第で思うように過ごせるんですね。
【経験談】ゆるーい目標で来たわたしのワーホリ1年間
わたしのワーホリに来たの目標はありきたりな「英語を使って生活したい〜」と言うゆるーい目標でした。
到着したから数ヶ月語学学校に通い、その間に同時でホステルの受付の仕事をしました。
そのあとは、飲食店に仕事をシフトして、一つの町に居続けました。
わたしは特にセカンドビザを狙っているわけではなかったし、半年近くをファームで時間で過ごすのはあまり乗り気ではなかったのでファームにはいきませんでした。
それでも、他の都市を旅行して思い出をたくさん作って、日本人ではない彼氏との出会いもあり、楽しかったです。
仕事に関しては、特に初めて働いたホステルのレセプションは、いいチャレンジだったなぁ、と今ではいい思い出。前職がホテル業ということもあり、予約管理とかシステム系に慣れていたのですが、やはりコミニュケーションが一番の難関、と言うか皆無に近い!というか、来て2ヶ月目だったし、無理じゃんとかいう言い訳笑
当時は、同僚との文化のちがいや、お客さんの言ってることがわからなくて、ほんっっっとうに毎日仕事がチャレンジすぎて涙。ストレスで生理も2ヶ月止まりました。
電話での会話で相手が何を言っているのかわからず。何回も聞き返したり間違ったことを繰り返し言ったりしていたら、OH MY GOOOOD!!!! って電話口で叫ばれたこともあります(怖
(そのあとチェックインのときにちゃんとごめんなさいして、ちゃんと話したらものすごくいい人だった涙
そのほか「英語できる人がなんでいないの?ちゃんと会話ができる人に代わってくれる?!」って面と向かって言われたこともあります。
それでも、いろんな国籍の同僚と働いたり、お客さんと接することが楽しくてなんとか続けられました笑
語学学校でも友達がたくさんできました。
いい思い出もたくさんあるし、今でもつながっている人がたくさんいます。わたしは、オーストラリアに到着してからすぐに語学学校に行ったので、比較的寂しい思いをせずに済みました。
生活に慣れていく途中で、同じような環境の友達もたくさんできて、パブに行ったり、BBQしたり、ショッピング行ったり。徐々にこの「オーストラリア」になじんでいったように思います。そして時が経つにつれ、国に帰っていく人が多くてお見送りすることが多く、孤独を感じたりもしました。
でも在豪4年目の今、感じることは、あの時が一番楽しかった、これにつきます笑
文化の違いもあるし、一つ一つにびっくりしたけど、新鮮でとてもかけがえのない時間で、とても楽しかったワーホリ。
でも、ワーホリ のときの経験は今の考え方や生き方にも反映していて、わたしにとってはとてもチャレンジな1年になったので後悔はしていないし、むしろいい経験だったと思っています。
でも、年齢に余裕があるならワーキングホリデーは今じゃない
先ほどもいいましたが、ワーホリ のいいところは・・・
・時間が無制限で仕事もできる
・勉強もできるし
・自分のやりたいことが自由にできる。
そのぶん将来のキャリアにすごく繋がりやすいんですね。
逆を返せば、ワーキングホリデービザしか、許されていないんです。
学生ビザは、週20時間が限度で就労することを許されています。
あるビザではオーストラリア国外への旅行ができません。
仕事が許されているビザでは、雇用主からのスポンサーが必要。それがないと働けません。
だから、一生に一度の貴重なゴールドチケットを、将来の目的なしに使うのが一番もったいないんです。(わたしのように・・・)
もし、あなたが29歳以下で、ビザの余裕があるなら、ワーキングホリデーを使って初めの渡航をするのは、オススメしません。(ほんとに)
ワーホリをステップとして将来何がしたいか、何ができるか。
そんなことが明確に見えたら、いよいよこのビザが有効活用できる時だとわたしは思います。
例えば、こんな思いがあるとしたら。
「英語が話せるようになりたい」「外国人の友達を作りたい」「外国人の彼氏が欲しい」「ホームステイを経験したい」「その土地でやっていけるかを知りたい」「海外生活をしてみたい」
という思いがあるのであれば、観光ビザか、学生ビザで十分だとわたしは思います。
わたしはビザコンサルタントではないので、具体的なビザの内容とかはわかりません。
おそらく国によって違いとか制限があると思うので、それは調べてみてください。
わたしが語学学校に通っていたとき、観光ビザで語学学校に通っている人がたくさんいました。学生ビザを使うこともできます。オーストラリアは学生ビザでも時間制限付きで就労も認められているので、日本との違いも学べるので、このビザで十分だと思ったりします。
ワーキングホリデーの使い道を正しく使う
わたしの友達は、
学生ビザで語学学校に通い、その間にやりたいことを見つけ、専門学校に入学し技術を習得。
その後、時間無制限で働けるワーホリビザに切り替えて、希望の企業に就職。
その後、将来の永住権につなげるビザを手に入れました。
永住権の取得は年々ハードルが上がっています。
今は「オーストラリアの生活を試してみたい」、という希望だけかもしれないけど。
今後もしかしたら「永住したい!」って思うかもしれない。
そういうときのためにワーホリ を残しておいたほうが選択肢が格段に広がります。いろんな人を見て、オーストラリアでビザの取得の大変さを見ているから強くそう思います。
選択肢があるからこそ賢く使いたい
わたしは今、学生ビザでオーストラリアに来ています。
25歳で新卒で入った会社を辞めて、1年間ワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアで過ごしました。
もちろんいろんなこと学んだし、後悔はしていません。
でももし当時このことを知っていたら、もっと別の選択肢を選んでいると思います。
もしいろんなブログや記事をリサーチして、ここにたどり着いた人には少し立ち止まって欲しなぁって。
オーストラリアは逃げないですし、後になってこうすれば良かったと思っても戻れないのが残念なところ。
ワーホリ は強くお勧めします。 ただ、使い道を間違えないでほしい。
ワーホリビザ以外で、できることはたーーーーくさんありますので、いろいろリサーチしてみてくださいね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!