留学前に嫌というほど言われた
「日本で歯医者には必ず行っておいてくださいね」
という言葉。
「留学前にやるべきことリスト」などの中には必ずといっていいほどある「歯医者に行くこと」という項目。
それはそのはず、「オーストラリア=歯医者=高い」という方程式は誰もが知っているはず。
今回はそんなわたしが、到着2週間以内に歯医者に行く羽目になったお話をつぶやいていきます。
オーストラリアで歯医者は保険適用にならないのか?と言う疑問
保険の種類はいろいろあって、日本で入ってくる海外旅行保険、学生ビザの人は強制的に入らないといけない健康保険(OSHC)などが有名どころ。
ものすごい高いプランに入っていない限り、「歯医者」の診療は対象外だと思います。
(※自分の保険内容を要チェック!)
請求額が目が飛び出るほど高額なので、渡豪前の歯のチェックってすごーくすごーく重要なんですね、
親知らずの治療のために日本に帰った友達もいるほど。
それほどオーストラリアの歯医者の治療って高いんです。
【経験談】それではなぜ歯医者に行くことになったのか?日本で行かなかったのか?
そもそもなぜわたしが、保険外診療になる歯医者に行く羽目になったのか。
結論から言うと、歯の詰め物が取れたんです!ショック
しかも、日本で歯医者のチェックは行ったんです、渡豪2週間前くらいに笑
前回のワーホリ時代にいろんな友達から話を聞いていたこともあり。
日本にいるときに、検診とクリーニングをおこなってからパースに渡りました。
そして、まさかの渡豪2週間後!
奥歯の詰め物が取れたんです!!!!検診行ったばかりなのに、ありえなくないですか?!涙
そのときに働いていたレストランで賄いのチャーハンを食べていたんですが。
なんか違和感と、ガリッとした食感。。。痛くはないけどすごーく違和感がありました。
そしてみてみると(汚)詰め物だったんですねー涙
ってかまだパースに来たばっかりだし!日本で検診受けてたばっかりだし!?
そして、治療費ええええ
という混乱が頭の中をぐるぐる・・・
学生で来ているので決して裕福な生活をできているわけではありません・・・
いくらになるかわからないし、ましてや英語で歯医者なんて・・・!とビビりまくりなわたし。
取れた詰め物をそっとティッシュに包んでポケットにしまいました・・・(念のため)
【経験談】歯医者に行くべきか、行かないべきか問題
ってか、そっか。いかなくてもいいかしら?なんてことが頭をよぎったのですが。
幸い医療関係の日本の友達がいたので、歯の詰め物が取れた場合、
「日本だとどのくらいかかるのか?」「治療しないとダメか?」など諸々を聞きました。
彼女の答えは、「できるだけ早いうちに治療したほうがいい!」と言う回答・・・
要は、詰め物が入っていたところに食べ物が溜まってしまって虫歯になる可能性あり。
もしそうなった場合、そっちの方が治療代も高くなるし、通院の可能性も・・・とのこと涙
長引くのも嫌だから早めに歯医者探すかなー、と思っていたときに、同じくこちらに来て歯の詰め物が取れた友達を発見!
彼女からの話、どうやらその詰め物の大きさで変わるらしく。
友達の詰め物は少々大きかったので、合計で$200!
日本円で言うと約¥14.800!(1AUD=74円の計算)
でももうどうすることもできないので、そのくらいの金額を覚悟に、そして早く治療することを最優先に、近所の歯医者に行きました。
フラットメイトに、もしかしたら保険が使えるかもしれないから一応聞いてごらん、と言われていたので。
それも確認するために、パスポート、保険のカード、現金、あと一応取れた詰めものも持っていきました。
【経験談】いざ歯医者へ!
個人的に電話が好きではないので、近所だし。
直接行ってみるか!と思い、直接行くことに(いや、電話してアポ取るのが常識笑
おどおどしながら、詰め物が取れたこと&予約をしていないことを伝えました。
よっぽどおどおどしていたのか、拙い英語だったからなのか、「大丈夫、大丈夫よ!」と何度も言ってくれました。
そして「今は予約でいっぱいだから、あと4時間くらいしたらもう一度来れる?あなたの予約をそこに入れるわ!」と。すごーーーく優しく対応してくれました神
しまいには、受付のお姉さんが、たまたま通りかかった先生に事情を説明してくれて、「わたしが後で担当するから安心してね!」と!!涙 すごく親身的で、わかりやすく説明してくれてすごく安心笑
歯医者さんって好きな人いるのかな。怖いとか、あんまり行きたくないな、って言うのが正直な感想だと思うんです。
でも、受付の人や先生の対応でこんなにも、不安が消えるってすごく魔法だと思うんです!
同じサービス業として、素敵な対応を見習わないと、と思いました。
【経験談】治療中のおはなし
そして、その場はいちど離れ、数時間後また戻ってくることに。
もちろん先生は先ほど会った方。
治療室に連れて行かれると、もう一人助手さんがいました。
安心させるためか、いろいろ話しかけてくれて、
「どこから来たの?」 「わたしはこの間、家族で日本に行ったばっかりなのよ!」
などとすごくフレンドリーに接してくれました。
もうちょっとたくさん話したかったんですが、口を開けてるときに話しかけてくるので(笑)
あんまり話せなくて残念(話しかけられるタイミング悪すぎて笑ける
【聞いてびっくり見てびっくり】銀歯は日本だけ?
治療も終盤に差し掛かったところで、
先生がもう一人の助手さんに向かって、わたしの口の中を見ながら、何か言っています。
ほら見て、これがこの間言っていたやつよ。
あー本当だ・・・わたしは見たことがなかったわ!
そんなやりとりをしていたので、どうしたのか聞いてみると、なんと、銀歯について話していたんです。
先生曰く今までいろんな人の歯を見てきたけど、銀歯の詰め物をしているのは日本人だけだそう!!
先生が通っていた歯医者の学校には、いろんな国籍の人がいたけれど日本人はいなくて噂でしか聞いたことがなかったそう。学校卒業後、実習生として実際に現場に出てみて、日本人の口の中を見てみると、あらびっくり!
なんか銀色のものがある!?と、びっくりしていたそうです。そして、みんなその銀歯を嫌がるとか笑
銀歯は硬くて、治療をしようとするとちょっとコツと力がいるようです笑
そのことを、先生が以前助手さんに話していたようで、わたしの詰め物を見て話していました。
海外ではほとんどセラミックが主流のよう。
日本もだんだんセラミックになってきているけれど、まだ銀歯の治療も実際に残っているみたいです。(わたしみたいに
【経験談】気になる治療代は?!
と、言うことで無事に治療も終わり、先ほどの受付のお姉さんのところに戻りました。
保険のことを聞いてみましたが、やはりわたしの学生保険は適用にならず。
でもそんなお姉さんも万が一の可能性をかけて、カードを何度もスキャンしてくれたそう・・・(なんて優しいの涙
そして合計金額は$300でした。
予想通りというか、むしろそれ以上じゃなくてよかったな、というのが正直な感想です。
こちらが請求書。
受付のお姉さんが「もしかしたら将来保険会社にclaim(請求)できるかもしれないから一応渡すわね!」と言って渡してくれました(本当ありがたし
(結局その後も調べましたが、歯の治療は対象外なのでclaimできませんでした)
“Adhesive”は「癒着」
“Posterior”は後方
歯の詰め物は tooth fillingと言います。
Fillingは中身とか具とかそういう意味で、おにぎり・サンドイッチの中身という時も、fillingと使ったりします。
【いろんなことを踏まえた結論】やはり日本で行くべき
どんなに対応を良くしてもらっても、やはり$300の治療代は高すぎるので、
日本にいるうちに検診を行うことをオススメします。
できるだけ保険外+予想外の出費は避けたいところ。
検診に行ってもわたしみたいなことは起こりうるので、常日頃から健康には気を使っておくのが間違いないですね。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。