【現役学生&セラピストが解説】オーストラリアのリメディアルマッサージとは?

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私は日本にいたときからオーストラリアでリメディアルマッサージを習いたいと思っていました。 どんなに日本で調べても情報が古かったりなかったりで、もやもやしながら渡豪した覚えがあります。

そして現地でも実際によく聞かれるマッサージとリメディアルマッサージの違い。今回は今、私が勉強しているリメディアルマッサージについてつぶやいていきます。

 




 

リメディアルマッサージとはそもそも何ものなのか?

 

正直オーストラリアの人もなんだかよくわかっていないこのリメディアルマッサージ

 

簡単に言うと、「調子が悪い部分を中心にみて体の調子を整えていこう」というマッサージ。

そんなの…どのマッサージも一緒じゃん、と初めに思ったのは私もでした。

 

リメディアルマッサージの特徴は、いろんな手技を組み合わせてマッサージをしていきます

セラピストがその人の状態やその痛みによってテクニックを選び、体が良い方向に向かっていく手助けをします。マッサージでは「治す」「治療する」という言葉は使えません。(お医者さんじゃないのでね)

 

マッサージは、体全体を見てトリートメントをしていくことが多いです。なので、単に「腰が痛い」といっても、それがどこから来ているのかを見ていくことをしていきます。それがデスクワークしすぎで姿勢からきているのか、運動しすぎて足の疲れやケガなどからきているのか、ということから考えていきます。

 

セラピストとしてはここがおもしろいところで、その人の日頃の生活の仕方などから、体にかかる負担などを探っていきます。だからリメディアルマッサージには必ず、コンサルテーション(consultation)があって、その人の姿勢の確認、過去の怪我や病気、薬の摂取などをしてからマッサージを始めます。

 

体の筋肉や骨、構造は複雑で、一つで完結しないことが多いです。いろいろ複雑につながっているからいろんな機能を持っているし、いろいろな動きができます。学校では筋肉だけでなく、骨などの解剖学だけではなく、さらには生理学(消化器、呼吸器とか)も学ぶことが必須になってきます。

 

これが私がマッサージの世界にはまった理由。人間の体は思ったよりも複雑で、学べば学ぶほど奥が深い。自分の体なのに知らないことが多すぎて圧倒される毎日です。

 




 

リメディアルマッサージで使われるテクニック

 

先ほどもチラっと触れましたが、リメディアルマッサージはいろいろなテクニックを組み合わせて施術をしていきます。それぞれ、効果的な点、逆にはそのテクニックをしない方がいい場合もあるので、それも含めて学校で学んでいきます。代表的なものを取り上げていきます。

 

Deep Tissue (ディープティシュー)

 

日本ではあまり聞きなれない、このテクニック。オーストラリアではクリニックやスパ、マッサージ店、いろんなところにあるこのテクニック。

強いマッサージ?っていうイメージがある人も多いと思います。

このテクニックは、ゆっくり、深くアプローチをしていくことが特徴です。なので、特に強いマッサージというわけではなく、深く沈んでいくので強く感じることが多いのも間違えではないのかな、とも思ったり。

元々縮こまった筋肉をこのテクニックを使って元の長さに緩ませていくのが目的です。

 

Trigger Point(トリガーポイント)

 

よくコリと言われるポイント。実はトリガーポイントだったりします。

筋肉の筋がなんらかの原因で縮こまってしまい、それが長期間そのままになると、その場所に酸素が届かないので、小さい豆のような場所ができるんです。それがトリガーポイントと呼ばれるところ。

セラピストはそこの場所を見つけて、ゆっくりプレッシャーをかけてそのポイントを小さくしていきます。実はこのポイントが結構痛かったり、ビリビリしびれたりするんです。だから個人的にはDeep Tissue (ディープティシュー)よりもトリガーポイントの方が痛いと思ったり笑

このポイント、プレッシャーをかけている間、実はどこか別の場所に痛みや感覚が飛んで行ったりするんですね!笑

 

人間の体ってすごくないですか? 笑

 

だからもしマッサージを受けていて、セラピストがちょうどいい場所を見つけてくれ、さらにその感じた刺激(痛みやピリピリした感じ)が別のところに飛んで行ったり、もしくはその場所で強く感じたら、セラピストに伝えてあげてください。そしたらセラピストの人がガイドしてくれるはずです!

トリガーポイントがある場所は縮こまってる場所でもあるので、終わったらストレッチしてあげるのが効果的ですよ!

 

Myofascial release(筋膜リリース)

 

最近日本でも話題の!笑

マッサージ業界では数年前に流行って(?)私も日本で習っているときにチラチラ耳にしたこのテクニック。負けず劣らずオーストラリアでもよく使われるテクニックです。

とてもやさしくゆっくりとしてリラックスできるテクニックです。筋肉(だけじゃないですが)の周りを包んでいる膜をほぐしていこうというこのテクニック。

セラピストが一箇所で数分間ホールドして、リリースしていくテクニック。

Deep Tissue (ディープティシュー)やトリガーポイントとはまた違ったほぐれる感覚を味わえるのが魅力的。私はこのテクニックが大好きで(受けるのもやるのも)よく使います。

 

Reflexology(リフレクソロジー)

 

足や手にある反射区を刺激していくこのテクニック。

胴体には行わず、足と手に行うのが一般的です。いろいろな方式があって、そのセラピストが習ったやり方でマッサージしていきます。

よく東洋系のリフレクソロジーはツボを刺激していくことが一般的で、結構痛い。。。笑

西洋系のリフレクソロジーはもっと指を滑らして刺激していくので、やさしい刺激でディープなリラックスを味わえます。

個人的にはどちらも好きですが、西洋系のリフレクソロジーを受けた後は、お腹がゴロゴロしたり、鼻がスッキリしたりするので、私の体には西洋系の方が合っている気もします。

でも長時間立ち仕事をしたりして、足の筋肉もほぐしてほしい!と思った時は迷わず東洋系のリフレクソロジーにいきます笑 痛気持ちいい刺激が必要な時もあったり笑

自分の今の状態によって使い分けてもいいかも。

 

Manual Lymphatic Drainage(マニュアルリンパドレナージュ)

 

リンパを流すって日本では結構有名なような気もします。

でも私が日本で習ったリンパの授業って、ちょっと力を入れてゴリゴリして、「痛かったら詰まってる」とか言われるイメージ。(それも気持ちいいけど笑)

オーストラリアのリンパのマッサージはとても優しめ。というのもリンパは皮膚のすぐ下を流れているので、その流れにしたがってリンパをフローしていこう、という考え。(というように習いました笑)

このテクニックは、ここオーストラリアでは医療機関でも使用されるほど認知度が高く、そして知識や科学的にも証明されているテクニックなんですね。

このテクニックを専門にしているセラピストは病院で施術を行ったりもするそうです。

受けた感覚は、とてもリラックス。受けている間はとろけるようで、水の上に浮かんでいるような感覚になるのが好きです。このテクニックを受けた後はお水をたくさん飲んでくださいね!

 

Stretching(ストレッチ)

 

トリガーポイントのところでも触れましたが、縮こまっている筋肉は元の長さになりたくても慣れないことが多い。そこで、セラピストがマッサージだけでなく、ストレッチを取り入れていくことも少なくありません。

もちろん自分でやるストレッチも気持ちいいのですが、人にやってもらうストレッチもとても気持ちいんです。伸びてる感覚があんまりなかったらセラピストに伝えてあげると、調整してくれます。

 




 

【実際にどんな感じか再現!】リメディアルマッサージ1時間受けたら?

 

なんのテクニックでどうマッサージをするかというのは本当にさまざまだし、人によっていろいろなやり方があるので一概には言えませんが。ざっくりとしたマッサージの流れを見ていきます。

 

初回の場合はトリートメントの前に、問診票(コンサルテーションシートConsultation sheet)のようなものを記入していきます。

ここでは今までに怪我や事故がないか、薬は何か飲んでいるか、などの基本的なことを聞いていきます。

正直に書きましょう。書かないことはセラピストには伝わらないしわからないので、思いつくままに書いていきます。)ここで書かれた内容は実際にトリートメントでも考慮されるのでとても大切な情報です。

 

そしたら次に、姿勢のチェックと動作の確認。自分が辛いと思っている箇所について重点的に見られます。

ちなみにリメディアルマッサージは、その人の状態を良い方向に持っていくことを目的とされているので、Full Bodyと呼ばれる全身のマッサージはされません。(されないことが多いです。)

基本的にはその辛い箇所+辛い箇所の原因となっていそうな箇所だけ、マッサージをすることが多いので、全身のマッサージを受けたい場合はリメディアルではないものを選ぶといいでしょう。・・・というかリメディアルでは全身マッサージできる時間がないんですね笑

 

そしたら、ようやくマッサージ

大体この時点で45〜50分くらい残っているので、その分だけhands-onされます。

最後にストレッチとアドバイスをされたらセッションは終了です。

2回目以降はシートの記入がない分、セラピストとの相談をするだけなので5分くらいで終わることがほとんどです。初回だけ始まる前に少し時間がかかります。

 

 

【よく聞かれる!】カイロプラクターって?フィジオセラピーって?何が違うの?

 

この質問すごーーーーく聞かれるし、私も学生初期時代にとても疑問だったんです!

 

日本ではあまり有名ではない(語弊?)カイロプラクター。海外ではもうドクターレベル。オーストラリアだけでなく、アメリカでもお医者さんと肩を並べるくらいなんですよね。なのに日本では「資格」という括りになってしまい、なんか勿体無い。

 

で、カイロは何かというと、

筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職であり、関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーション(アジャストメント)を含む徒手治療を特徴とし、特にサブラクセーション(神経系の働きを妨げ生理学的変化を起こす因子)に注目する。

https://jac-chiro.org/aboutchiro/

 

だそう。笑 わたしも実際に受けたことはないので、なんとも体験談とか書けないのですが、脊椎やその他の部位を調整して、痛みを減らしたり、関節の可動域を広げたりしていきます。

 

オーストラリアはカイロはとても有名というか広く知れ渡っていて。「今週カイロにいくから、その前に筋肉をリラックスさせたいからマッサージにきた」というクライアントも多くいます。カイロの施術自体はとても短く15〜30分くらいが一般的なよう。

 

 

そしてフィジオセラピストは日本で言う理学療法士さん。

オーストラリアでもこちらは有名で、通っている方も多い様子。

 

ストレッチやマッサージ、運動指導などさまざまなことをやられているよう!特にフィジオはエクササイズフィジオ、スポーツフィジオ、リハビリテーションフィジオなど、いろいろ分かれていて怪我や症状の状態で使い分けるといいですね。

フィジオはだいたい1時間の枠をとっていて、そこから15分ずつでストレッチやマッサージなどをしていくみたい。日本ではあまり一般的ではないですね。

 

ちなみにカイロさんもフィジオさんも医療従事者です。リメディアルマッサージセラピストは医療従事者ではないんですね。大きな違いは診断ができるかできないか。だから、先ほども少し触れましたが、マッサージセラピストは「治療」とか「治る」という表現ができません。だから、マッサージを受けにきた人であれ?と思ってカイロやフィジオに紹介することもあるし、逆も然り。クライアントの症状に対して、それぞれの強みを最大限に利用して、いい方向に持っていきたいのが本望ですね。

 




 

【高いんじゃない?というイメージ】リメディアルマッサージを受けたら、だいたい何ドルくらい?

 

クリニックやロケーションにもよりますが、大体1時間$120〜というところが多いんじゃないかな。

 

え!高い!と思ったかもしれませんが、リメディアルマッサージは、プライベート保険でカバーされます。(自分が加入しているプランにもよります)

 

なのでその自己負担額を直接払い、カバー分は請求することができます。個人によって全くプランが変わってくるので、どのくらいカバーされるのかなどは保険会社に聞いてみてもいいと思います。

 

 

【リメディアルマッサージを利用して】定期的なメンテナンスをしよう

 

セラピストとして働いてて思うのが、本当にケアしている人はぜんぜん肩こりとかない!笑

あーこの人ちゃんと自分のこと見てるんだなーって思う人って、すごく物腰も柔らかだったり、余裕があったり、体もゆるい。でもあせあせして少しバタバタしてたりすると筋肉もガッチガチだったり笑

 

自分の体は一生付き合うものなので、定期的なメンテナンスは欠かせないと思っています。辛い、痛いなどは体のサインだと思っているので、放置をするまえにメンテナンスしてあげましょう!

 

リメディアルマッサージというイメージがすこしでも掴めたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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