わたしがオーストラリアに来てから続けているこの仕事、マッサージ。
日本の手技療法業界と働き方が少し違い戸惑いがありながらもここに辿り着きました。
今日はオーストラリアのマッサージ業界とその特徴についてつぶやいていきます。
オーストラリアのマッサージ店の種類
マッサージといっても、いろんな種類があります。
これは日本でも同じですね!
自分の受けたい種類や自分の働きたい場所などをこれを参考に見つけてみてください。
デイスパ系
よくホテルなどに併設されているデイスパ。
少し高級で日本で言うとエステ?みたいな感覚を想像してもらえるといいかも。
一つずつ個室があって、マッサージだけでなく、ビューティーセラピーを行うこともあります。
フェイシャルや、スクラブ、ネイル、ワックスなどもやるところもあったりするのでリラックス&キレイを保ちたい!人にはもってこいです。
マッサージの基本料金はだいたい1時間$130〜200くらい。少しお値段高めです。
セラピストにもよりますが、マッサージはリラクゼーション系。セラピストの中にはマッサージを学んでる学生さんもいたりするので、気になるところを重点的にやってくれたりすることもあります。
優しいところだとトレーニングもちゃんとしてくれますが、ビューティーやマッサージのどちらかで経験があると働き始めやすいです。 給料はだいたい時給制であることが多く、安定していますね。
働き方は、シフト制や1日滞在型など選べるのがいいところ!
忙しくない時は帰っていいよ、と言われることもありますが。
お昼休憩がちゃんと設けられているので、働く環境としてはとてもいいと思います。日曜日はお休みのところも多いです。そしてやはり週末にかけては忙しいので体力勝負なのも事実です。
チャイニーズ系・タイ系
オーナーがアジア出身で露店やショッピングセンターにお店があることが多いのがこの系統。
大体オイルマッサージかドライマッサージ(オイルを使わないマッサージ)のメニューがあり最初に聞かれます。
またリフレクソロジーとマッサージがセットになってるセットがあるのもよく見かけます。 そのお店にもよりますが、中にはカッピング、ホットストーンなどのメニューもあったり。
できる人が限られていたりするので、受け付けている時もあればそうでないときもあるのが現状。
タイ系も基本的にはチャイニーズ系と似ています。 タイマッサージは受けたことがある人はわかると思いますが、圧が強いんです。そしてストレッチ多めなので、あまりリラクゼーションっていう感じではありません。 でもタイマッサージをしてる人は基本的にみんな上手い人が多いイメージ。
チャイニーズマッサージとタイマッサージは私たちのようなアジアの人が多くて、働く場合も採用されやすい傾向にあるのが事実。
料金体系は、1時間$70・30分$40と、料金に10を出した数字がマッサージの金額になることが多いです。シンプルでわかりやすいですね笑
気になる給料は歩合制であることがほとんど。(アジア系で時給制は聞いたことないかも…!)
働き方は大体一日中ステイ。
忙しいときはランチ休憩ないままガツガツと予約を入れられることが多いです。
一日中トイレ行けない、何も食べれないで終わっていくことは珍しくありません。
いいところは「ミニマム」「ギャランティ」といって、たとえ一日中お客さんが来なくてもこれだけ支払いますよ、という補償金のようなものがあることもあります。これはお店にもよりますが大体$90〜$100くらい。
あとは英語が適当でもなんとかなるところ。
スパ同様、週末はだいたい忙しいのでギャランティになることはあまりないのですが、冬の平日などは結構ギャランティがあるとありがたいですね。
働き始める場合は、トレーニング代とか言われて予めお金を払わせるとか、何ヶ月以内に辞めないように誓約書を書かせるとか、いう話をよく聞きます。
あれ、おかしいな?と疑いがある場合は、周りの人に聞いたり、そのオーナーときちんと話し合いをした方がいいと思います。
クリニック系
クリニック系のマッサージといっても基本はリメディアル マッサージなのですが、いろんな形態があります。
リメディアルマッサージを専門としているクリニックや、フィジオやカイロと併設されているマッサージクリニック、ジムやヨガなどに併設されているマッサージ などなど。
もっと専門的なマッサージになってくると、病院のなかに常駐してリハビリや治療の一環として取り入れられているマッサージ をする場合もあります。
これらのマッサージは基本的に資格があることが前提。
値段は場所によって様々ですが、リメディアルマッサージ専門のクリニックだと1時間$90〜$100が相場だと思います。リメディアルマッサージの場合は、Private Health Insurance(プライベートヘルスインシュランス)という保険でカバーされる人もいるので、その人によっては安く受けれらることもあります。
\リメディアルマッサージについてはここをみてみてね!/
働く環境は、1時間マッサージしたら15分休憩、などと決められているところもあれば、ガツガツ入ってもいい場合もあります。そのお店や環境次第で全然違います。
怪しい系 -ハッピーエンディングといわれるもの-
マッサージと言うと怪しいマッサージももちろんオーストラリアにあります。
よく言われるハッピーエンディグとかセクシャルとか言われる怪しい系。
マッサージ業界では有名な話ですが、
・お店の中が見えない(布などで隠されていて全くどんな感じなのか見えない)
・OPENのサインが電光でピカピカ光っている
場合は怪しい系です。
わたしはお店の中には入ったことはないんですが、友達から聞いた話だと、料金支払いは前金で、セラピスト?スタッフは短いスカートを履いていて露出高めとのこと。
お店に入った雰囲気からして違うようですね。
ちなみにオーストラリアでmasseuse(マスース)というと怪しい系のセラピストと暗に意味するよう。だからもしマッサージで働いている人は自分のことをマスースと呼ばないように気をつけてくださいね!ヨーロッパでは普通にマスースと呼ぶのに不思議。まぁ、知らずに呼んでいる人も多いですが。
「資格があるのに、決して自分のことをマスースと呼ばないこと」、と学校では習いました。
働き方や料金体系は正直不明です。同じ業界としてどんなものか気になるところですが、わたしは全くわかりません笑
【マッサージで働きたいけど経験なし・・・】未経験の場合はどうしたらいい?
学校にも通ったことがなく、経験がないけどチャレンジしてみたい!と思っている場合は、研修やトレーニングがあるところにチャレンジしてみるのもありです!
アジア系のお店は特にトレーニングしてもらえる可能性があります。お店によっては、お金を払わなければいけない場合があったりするかも。
悪質なところは研修中に辞められたら困るので、何百ドルとデポジットを払い、ある一定期間を過ぎたらそのデポジットが返って来るくるというシステムをとっているところもあったり。もちろんそんなところばかりではないので、初めて面接にいくときには話をよく聞いて、不安なところがあったらちゃんと確認しておくことが大切です。
私が働いたときは、歩合制のお店だったので、そのトレーニングしてくれた人への時給ということで50ドルくらい直接渡すように言われたことがあります。そう言われると納得ですが。
また働き始めるときに契約書などもない場合もあるので、ちゃんとそう言う契約部分がちゃんとしているか、などを見極めて、働く場所を決めた方がいいと思います。
仕事をゲットするためには
マッサージ業界は基本的に常に人が足りていないので、求人はたくさん見つかることが多いです。クリニックなどは時期によって変わって来ますが、マッサージショップ、スパなどは一年を通して募集している印象があります。
パースに住んでいる人には有名のパース通信、オーストラリアのなんでも屋さんGumtreeでも探すことができます。クリニック系を探している人はSeekなどでも見つけることができます。
もしくはアジア系などでは直接履歴書を持っていっても取り合ってくれることが多いです。
後一番多いのは人からの紹介。以前、仕事の記事でもちらっと触れているのですが、オーストラリアでは紹介で仕事をゲットすることが本当に多い!
これは、マッサージで言うと、その人がどのくらいの経験をしているか、勤務態度などを知人から聞くことができるので、オーナーからしても雇いやすいのが特徴です。
【正直にいうと】自分にあった環境で仕事をできるのが一番だけど現実なかなか難しい
たくさんあるマッサージのお店の中で自分にあった環境を探すのになかなか苦戦します。オーナーやスタッフと気が合わなかったり、お客さんの層が合わなかったり、なかなかうまくいかないのが現状です。
正直なところ私もあまり満足いくことがなく、いろいろ試してきて現在のところに行きつきました。
自分のスタイルややりたいことにあったところを探していきながら経験していくしかないのかな、と思っていたり笑
今度は私が資格を取得したリメディアルマッサージについてもチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。